717 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 08:29:52
ID:GHCsL1aJ
ドキッ☆メガライト社長の華麗なる日々~ポロリなんかねぇよ~
ここはジャングルプロレス。
かつて「スープレックスモンスター」の異名をとった
ジェナ・メガライト社長率いる女子プロレス団体である。今日はその新人テストの日だ。
書類審査やその他、いくつかのテストが終わり選考も最終段階である。
リング上には選考に残った者が10数人。この中で最後の関門をクリアした者が晴れて入団できるのだ。
秘書モーガン「どうですか今年の新人は。中々見所がありそうな人材が揃っているようですが」
メガライト社長「…」
黙って腕を組み沈黙したままのメガライト。
モーガン「ところで最終選考はどのような方法をとるか決められましたか?」
ジャングルプロレスの最終選考は毎年内容が変わる。
去年は現役時代にモーガン・メガライトのライバルであったダークスターカオスを呼び、
激励すると見せかけ片っ端からダークスターハンマーを食らわせ、意識のあった者を合格とした。
一昨年はスーツ姿のモーガンがこれから説明する…と見せかけてポセイドンボンバーで不意打ちを
食らわすという恐ろしい試練であった。
さすがに三年連続でラリアートを最終テストにするわけにはいかない。
718 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/10/20(金) 08:30:22
ID:GHCsL1aJ
さてどうしようか。モーガンが声をかけようとしたその時、メガライトの眼がカッと見開いた!
リングにダッシュするメガライト。モーガンが止める暇も無い。
ロープを飛び越え、リングに入るとすぐさま近くにいた入団希望の女子の背後をとりジャーマンスープレックスを仕掛ける。
その後も次々とバックをとり、ジャーマンでマットに沈めていく。
「うがぁぁ」「沈めぇぇ」等大変興奮しているらしくモーガンも止めたくない。
モーガン(久しぶりにジャーマンが使えて嬉そう…
いいのよ。今日は好きなだけジャーマンしてもいいのよ…)
本当は関わりたくないだけである。
いよいよ残っているのは一人となった。しかしなんとその子はメガライトに背を向けているではないか。
これでは投げ放題である。何を考えているのだろうか。
メガライト「捉えたっ!!」
胴にまわされた手がガッチリ相手を掴もうとした瞬間振り切られ、背後をとられた。
メガライト(この態勢はもしや!?)
メガライトの胴に腕がまわされた。たった今、相手にしようとしたことと同じことをされているのだ。
?「これでどうだ!」
綺麗な弧を描きマットに投げられる。カウント、ワン、ツー、スリー。
投げのダメージもあるがそれ以上に自分の得意技で投げられたことがショックだった。
だが言うべきことは言わなければならない。
メガライト「合格だ。名前は?」
永原「永原ちづるです。出身はドイツ。三度のメシよりジャーマンが大好きです。よろしくおねがいします!」
これが後にジャーマンの鬼と言われた永原ちづるとの出会いであった。
つづきません。