名探偵市ヶ谷麗華様その2


262 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/09/30(土) 11:13:51 ID:0T1u1OFE
栃木県警の藤原刑事は頭を抱えていた。
藤原「う~ん・・・まったくもって面目ありません。」
市ヶ谷「まったく・・・この名探偵市ヶ谷麗華をこんな山奥にまで呼び出してこの醜態、なっておりませんわね!」
辻「私と市ヶ谷のオバチャンは栃木県警の要請をうけてこの山奥の事件現場にやってきたんだよ。」
市ヶ谷「?この太刀持ちガールAは誰に向かって台詞を・・・ところでどうするんですの藤原刑事!」
藤原「はい、ダウンの市ヶ谷こと名探偵市ヶ谷先生にお越し願ってなんですが、このまま容疑者を逮捕拘留しようかと・・・」
藤原刑事の隣には押し黙った巨漢の女性が一人たたずんでいる。
市ヶ谷「まったく・・・こんなド田舎県のそのまた山奥へやってくれば、ただのデカイ熊が庶民を襲ったってだけの
つまらない事件とは・・・この名探偵市ヶ谷麗華の名折れですわよ!」
藤原「おっしゃるとおりです市ヶ谷先生。しかし不審な点もありながらやはり犯人はこのグリズリー山本以外には考えられませんな。」
事件現場は栃木県の山林の山小屋。被害者のオーガ朝比奈は札付きのワルとして有名だった。
その朝比奈が何かでメッタ打ちにされたような遺体で発見。現場には食い荒らされた鮭が散乱し、容疑者グリズリー山本が気を失っていたという。
市ヶ谷「もう帰りますわ!藤原刑事!チャーター機の用意を!それと機内食は特選納豆サンマ焼き定食弁当を添えてくださいな。」
藤原「あ、はい!市ヶ谷先生!!」
辻「ネェネェ、オバチャン。」
市ヶ谷「!!!!誰がオバチャンですって!この家なき子A!!栃木の山にす巻きにして埋めてさしあげてもいいんですのよ!」
辻「ウウン、天才名探偵のオバチャンならトォォォォ~クの3億年前から気が付いてたと思うけど・・このお姉さん、口に何かついてるよ。」
藤原「?・・・・お!これは鮭の骨!市ヶ谷先生、朝比奈の口元に鮭の骨が!!」
市ヶ谷「オーホホホホ!!これだから庶民はこまりますわ。これは被害者の食事の後、ということは被害者は突然の死に動転したということ
ですのよ。すなわち!被害者は食事中の不意を突かれて殺害されたということ・・・そう!犯人はこの熊以外考えられなくってよ!!」

263 名前:名無しくん、、、好きです。。。[sage] 投稿日:2006/09/30(土) 11:15:20 ID:0T1u1OFE
藤原「さすが名探偵の市ヶ谷先生!!感服致しました。」
市ヶ谷「オーホホホホ!!この程度の推理、私はこの世に生まれて3秒でできるお茶の子さいさいってなもんですわよ!!」
辻「オバチャン・・・ゴメンネ。」
辻香澄、渾身のジャーマンスープレックスが炸裂!
市ヶ谷「ハグゥゥッゥァァァァ!!???ま、またですの・・・ガクッ」
グリズリー山本に手錠を掛けようとする藤原刑事を静止する声が・・・
市ヶ谷の声真似をする辻「ちょっとお待ちになったほうがよくってよ藤原刑事。」
藤原「?市ヶ谷先生、どうかなさった・・・おぉぉ!!これが噂のダウンの市ヶ谷!!」
市ヶ谷の声真似をする辻「そこの熊さんに手錠を掛けるのは早計ですわよ。この事件、もっと単純なものでしてよ。」
藤原「お言葉ですが市ヶ谷先生、先程、先生自らこの熊が犯人だと・・・」
市ヶ谷の声真似をする辻「オーホホホホ!!それはそう、この名探偵市ヶ谷麗華があなたを試したんですのよ。」
藤原「なるほど・・・さすが市ヶ谷先生!」
市ヶ谷の声真似をする辻「そもそもこの事件、殺人事件ではなくってよ。そう言うなればこれはただの自然死なんですのよ!!」
藤原「な、なんですって!!?市ヶ谷先生、いったいどういことなんです?」

次回予告:殺人事件?自然死?いったいこの事件の真相は・・・
次回、名探偵香澄「熊の鼓動は愛」
ネクスト香澄ヒント!!「(・(エ)・)ク・マ」
辻「事件の真相はもうわかったよね?電気を大切にね(^o^)」

最終更新:2008年01月26日 22:59
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。