Dry Creek Vineyard(2012年3月訪問)
第2回ナパ・ソノマ旅行も5日目。この日は休肝日にしてちょっと遠出するつもりだったのだが、天気のよくない日が続いていて、この日も天気予報が雨だったので、予定変更。午前はソノマのワイナリーをちょこっとまわって、午後はサンタローザ市内を観光することにした。で、まず訪問したのがここ、Dry Creek Vineyard。
その名のとおりDry Creek Valleyにあるこのワイナリーは、ちょっとウェブで調べてみたところ、どうも赤ワインよりも白ワインの評判が良いようだ。
テイスティングは、市場に流通しているワインが飲める5ドルのものと、ワイナリーでしか購入できないワインが飲める10ドルのものの2種類。いずれも、8種類くらいの中から好きな4種類を飲ませてもらえて、ワインを1本購入すればテイスティングはタダになる。
自分は10ドルの方を頼んだ。やはり評判の白を頂いてみたかったので、自分にしては珍しく白を多めにチョイスすることにした。
2009 Estate Sauvignon Blanc DCV3 ($25)
2009 Taylor’s Vineyard Sauvignon Blanc (Musqué Clone) Dry Creek Valley ($25)
2009 DCV 10 Estate Chardonnay ($30)
2009 Somers Ranch Zinfandel Dry Creek Valley ($38)
2006 Endeavour Cabernet Sauvignon Dry Creek Valley ($60)
2010 Dry Chenin Blanc
飲めるのは4種類のはずだったのだが、「最初の1杯はウェルカムドリンクだから」とオマケしてもらえた。その上、最後に「ワインを購入しようと思うがどれにしようか迷っている」と言ったら、リストに載っていないもの(最後のシェニンブラン)も1杯オマケで飲ませて貰えた。そういうわけで結局計6杯。
最初のソーヴィニヨンブラン2種はいずれもさっぱり爽やか。ちなみに”DCV”とはDry Creek Vineyardの略。次のシャルドネも爽やかだったが、これはふっくらとした樽の香りも感じられ、温度が上がってくるとそれが顕著になってきた。
赤では、ジンファンデルも悪くなかったが、カベルネ・ソーヴィニヨンが実に良かった。香りは実に甘く、それでいてエレガントな感じもあり、舌触りがなめらかで、ボディはしっかりしているが舌を刺すような刺激は無い。口の中で徐々に渋みが現れてきて、アフターはダンディで爽やか。
A. Rafanelliでも思ったが、ドライクリークヴァレーのカベルネも悪くない。
最後のシェニンブランはやはり爽やかな香り。仄かな甘さがあるので、食後にさっぱり頂くのが良さそう。
最終的に購入したのはシェニンブランで、これが確か$12。これでテイスティング料金をタダにしてもらえたのだから、実質テイスティング料金$10との差額である$2でフルボトルを購入したようなもの。いやーいい買い物だった。
最終更新:2013年05月11日 16:46