ワイナリー訪問その130
Santa Barbara > Giessinger


Giessinger Winery(2012年5月訪問)

 Jaffursでの試飲を終えて次に向かったのが、同じくサンタバーバラのダウンタウンにあるGiessingerのテイスティングルーム。Giessinger、正直なところどう読むのかわからないのだが、心の中では勝手に「ギエッシンガー」と読んでいる。

 Giessingerのワイナリーはサンタバーバラとロサンゼルスの間にあるフィルモアという場所にあるらしいのだが、今回訪問したテイスティングルームは、サンタバーバラの観光名所である桟橋「スターンズ・ワーフ」から歩ける絶好のロケーションにある。そして、どういうわけかKalyraのテイスティングルームと同じ建物に入っている。


 Kalyraはワイナリーの方を訪問したことがあったので、今回はパスしてこちらのみを訪問することにした。


 テイスティングは$10で、飲んだのは以下。

2010 Pinot Gris, Lodi ($24.95)
2006 Semillon, Monterey ($23.95)
2010 Pinache, Lodi (Rose) ($26.95)
2010 Grenache, Santa Clara ($29.95)
2007 Barbera, Amador ($39.95)
2008 Forgiveness, South Coast ($36.95)
2006 Muscat Canelli, South Coast ($24.95)
2003 Surrender ($25.95)

 ここのワインはどれも個性的で面白かったが、やはり最後の3つ、デザートワイン3連発が特に印象的だった。

 "Forgiveness"はバルベーラとマスカットオブアレキサンドリアのブレンドで、明るい赤紫色。風味は完全に桃。まるで桃酒という感じだった。Muscat Canelliはかすかにオレンジがかった薄い黄土色。甘くスーッとしてトロピカルな香り(テイスティングルームのスタッフは「パッションフルーツの香り」と表現していた)。"Surrender"はポートワインで、色は深い赤黒、エッジは完全にレンガ色。香りはチョコレートアイスのよう。甘くトロリとしているのだが、苦味もあって大人の味。シーンを選んでじっくり飲んでみたい。

 どういう経緯でKalyraと建物を共有するに至ったのかは不明だが、いずれのワイナリーもデザートワインに注力しているという点でも共通しているのは興味深いところだ。


ワイナリーのWebサイトはこちら:http://giessingerwinery.com/

最終更新:2013年07月16日 22:39