パリ・テイスティング事件 (Paris Tasting) とは


 1976年にパリで行われたテイスティング会。「パリスの審判 (Judgement of Paris) 」とも。

 フランスのワインとカリフォルニアのワインがブラインドでテイスティングされ、採点された。当然フランスワインが上位を占めるだろうとの下馬評を覆し、白ワイン・赤ワインともに1位はカリフォルニアワインだった。

 その後、フランス側の立場の人間から「フランスワインは熟成によってうまくなるが、カリフォルニアワインはそうでない」等の批判が出たことを受け、1986年にリターン・マッチが催された。第1回と同様にブラインドでのテイスティングを行い、赤ワインについては1976年に出品されたものと同じ銘柄(ヴィンテージも同じ)が試飲されたが、やはり1位はカリフォルニアワインだった。さらに2006年にも30周年記念ということで同様のイベントが催され、またもやカリフォルニアワインが1位となった。

 カリフォルニアをはじめとする新世界のワインの地位向上に寄与した、エポックメイキングな出来事。

 これについては詳しく紹介しているサイトがたくさんあるので、ここではごく簡単に、まあこんなところで・・・。大筋では間違っていないかと。




最終更新:2012年04月30日 18:14