【洒落怖】鼻歌 - ふじえるの怪文書置場

今私が勤めている事務所は特に曰くも無く、
昔から我が社が借りている土地なので恐怖体験は自分には起こらないと思っていました。
でもここ最近ですが、事務所にいると昼夜を問わず、 凛世の低い声で鼻歌が聴こえてきます。
「どぅ…どぅ…」

最初はよ～く耳をすまさなければ気づかないほどに遠くから聴こえてくるのですが、 放っておくとどんどん近づいてきます。
「らむぅれ…どぅ…」

それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてきます
「どぅ…どぅ…らむぅれ……どぅ……」

なので私は、その声に気づいたらいつも水族館に凛世を置いていくようにしています。（これしか知らないもので……）
とにかくアイドルイベントの「カメには会えたか」の選択肢を連打し続けると、 声はだんだん遠ざかっていきます。
この事務所ではPカップにも集中できません。
声が聴こえ始めるのは完全に不定期ですし、早く声に気づいて水族館に飛ばさなければ、時として凛世はデスクにまで近づいてきます。
「どぅ…どぅ…」

そういえばこの前、放クラの新譜が発売されました。
発売日を楽しみにしていたので、お店で買った時はもうテンション↑↑
さっそく事務所に帰ってヘッドフォンで聴いて、一通り聴き終え、 よかったな～と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ったら耳元で
「んーーーーーーーーーーーーーーーー」
って。