幸子ちゃんにお薬を盛る話

 輿水幸子ちゃんにめっちゃ甘えられたいなあっていう出来心から薬品に明るいとある筋にゃんに依頼して特注の輿水幸子専用ワンオフ惚れ薬「サチコガハツジョウシマクール」を作ってもらったのね。(説明しよう!サチコガハツジョウシマクールは輿水幸子にしか効かない上に即効性かつ持続時間約6時間、副作用等一切なしのすごい都合がいい薬なのだ!海外の大学を飛び級してもつまらないと感じるレベルの天才にしか作れない!)

 で、輿水幸子ちゃんが泊まりに来た日にこっそりサチコガハツジョウシマクールを投与して何もしないまま一緒の布団に入ったのよ。実は布団に入る前からちょっと幸子ちゃんの顔が赤くなってたのに気づいてたんだけど気づかないふりしてやたらとボディタッチ多めに接してたのね。それが功を奏したのか俺が寝たふりをした後耳をすませば幸子ちゃんの息遣いが荒くなってるのが分かるのよ。心なしかぼくの身体を掴んでる腕の力もいつもより強くて、なにかを堪えるようにギュッと掴んでるのよ。でも足だけはしがみつく様にぼくの足と絡めてて、まるでぼくを登り棒にしてる様な体勢なのね。それだけでだいぶヤバいぐらい薬が効いてるんだろうな、こんなひどいことする奴は誰なんだろうなって思いながら、更にいじめてやろうとぼくは寝返りをうつふりを装って幸子ちゃんが絡ませてる方のぼくの足をちょっと動かして、ぼくの足を幸子ちゃんの下腹部に擦り付けるように動かしたら幸子ちゃんが息を詰まらせて身体を軽く震わせたのね。しばらく何度もやってたら幸子ちゃん息も絶え絶えに「あっ…ダメッ……です……」って呟くけどぼくは寝ている(ふりをしてる)から無視してしつこく続けたのよ。

 そろそろ幸子ちゃんが限界だろうなって辺りで突然ピタッと止めたら、幸子ちゃん困惑したような声を一瞬出した後、ふーって深く息を吐いて落ち着いた様子を見せたのね。でもぼくの読み通り身体の疼きは止むはずがなく、またしばらくしたら今度は幸子ちゃんが身体をモゾモゾし始めたのよ。驚いたのはそのしばらく後で、なんと幸子ちゃんぼくの足に自分からはしたなく擦り付け始めたのよ。身体を上下に揺すりながらぼくのシャツの袖やら腕やら肩を甘噛みしながらフーッフーッって息を荒げてその行為に没頭し始めたのを感じて、ああそろそろ理性が持たなくなってきたんだなって思ってそっから先は幸子ちゃんのされるがままの状態で寝たふりを続けたわけ。その後の幸子ちゃんはもう本当に獣のように本能の赴くままぼくの身体を使って身体の火照りを鎮めようといろんなことをしっちゃかめっちゃして乱れまくって、ぼくは至福の一晩を過ごしました。


 誤算だったのは後日、幸子ちゃんがとある失踪癖のあるアイドルから「フジエルガアクジヲゼンブハクジョウスール」「フジエルハサチコニセイイヲミセール」「フジエルハサチコノドレイニナール」「フジエルハミシロセンムノマエデサチコノイヌトナッタナサケナイスガタヲミラレール」「ナサケナイイヌノフジエルハサチコイガイノアイドルカラケイベツサレール」という薬品を受け取って、ぼくに投与してきたことかな。危険ドラッグダメ、ゼッタイ。
最終更新:2016年05月30日 20:15