現実の僕は研修中の身だしそこまでしんどくないから6,7時間はスヤスヤと睡眠とれてるけど幸子ちゃんの担当として働いてるぼくが激務続きで栄養ドリンクがお供だった頃の話をするね。
幸子ちゃんをいち早くトップにするために無理して毎日深夜まで残業続きで最初はモンエナやらレッドブルだけで乗り切れてたんだけどそのうちリポビタン、ユンケル、絶倫帝王とどんどん飲むドリンクが強くなって飲む量が増えていくのね。それで頑張って幸子ちゃんのお仕事も取れるようになっていくんだけど、曜日感覚やら時間感覚がどこかで麻痺してたのか空き瓶を溜め込んでしまったときがあって、最初に事務所に来た幸子ちゃんにその空き瓶やら空き缶の山を見られてしまうのね。いつもは隠してたのに。
そしたら幸子ちゃんすごい剣幕でぼくに近寄って
「なんでここまで無理したんですか!」
「ボクのためにこんなに頑張ってくれるのは嬉しいですが、倒れてしまったらどうするんです!」
「ボクのプロデューサーはふじえるさんなんですよ!」
って言うのよ。そこで気づいちゃったのよ。ああ、この仕事は幸子ちゃんを抱えて走るんじゃなくて、幸子ちゃんと二人三脚で歩んでいく仕事なんだって。ぼくが倒れてしまったら幸子ちゃんも歩みが止まってしまうんだって。ぼくのせいで。
そこで幸子ちゃんにごめんって謝ってから改心した。
だけどまあ、そう易々と仕事が減るなら苦労しないよね。
やっぱりすごい忙しくなるときはどうしても深夜まで仕事がかかることもあってすごいつらいけどドリンクに頼ることは可能な限り控えて、空いた時間を縫って幸子ちゃんと一緒に過ごしたり幸子ちゃんの作ってくれたおにぎり食べたり、ハーブキメて乗り切ることにした。
無理しちゃダメだよ
最終更新:2016年05月30日 06:39