昨晩るがらーくんとリプ合戦から唐突なCoCセッションが始まったんだけど、その話のなかでグールになった幸子ちゃんが出てきてそれもむっちゃいいなって思ったから半食人鬼となって人肉しか口にできなくなった輿水幸子ちゃんとそんな幸子ちゃんに食われたいがために冒涜的な書物読んで肉体の再生を繰り返す不死者となったぼくとの生活を話すね。
ロケの最中に幸子ちゃんがとある呪いをかけられ半食人鬼となってしまったのね。当然スタッフは解呪の方法を知らないしぼくも知らないし、呪いをかけた術者はその場で毒を飲んで死んでしまうしで結局どうすることもできないままロケを終えたのよ。帰りの幸子ちゃんずっとどうしてボクが……って呟きながら泣いてて見てるぼくも辛かった。
更に半食人鬼となった幸子ちゃんは人肉以外食べても腹が満たされない体質になってしまったのよ。半端な術だったお陰で理性は保ててるんだけど、他の食べ物は口には入れられてもお腹の中に入らないみたいで、いくら食べても栄養にもならない状態らしく、ぼくたちがいくら食事を用意して幸子ちゃんが食べても食べてもずっと空腹に苦しみ続けてたのよ。
そんな幸子ちゃんを何とかしたいと決意したぼくは口封じと食料確保のためにぼくと幸子ちゃん以外のスタッフを幸子ちゃんに見えないところで全員ショットガンで射殺して、幸子ちゃんにお肉をあげたら、幸子ちゃんボロボロ涙こぼしながらおいしいおいしいって言いながらお肉を貪るのよ。
もうこれ以上こんな幸子ちゃんを見たくないぼくはこのとき生命輪廻の輪から足を踏み外すことを決めたの。
ぼくは手持ちのiPadからKindleを起動し、冒涜的な魔術書をダウンロードして魔術を唱えた。瞬間、ぼくの命は停滞し、ぼくは肉体の再生を繰り返す不死の存在へと変貌を遂げたのよ。そして幸子ちゃんにこれからはぼくを食べて生きてほしいと告白。了承。やったぜ。ガッツポ。
ご両親にも事情を説明し、幸子ちゃんと暮らす許可を得て山間の一軒屋に居を構えこうしてグール幸子ちゃんと暮らす夢の生活を勝ち取ったのでした。めでたしめでたし。
というわけでグールになった幸子ちゃんと不死の人肉提供者となったぼくの甘い一日を語らせてもらうね。
まず朝起きてから、お腹のすいた幸子ちゃんにお風呂場で血肉を貪られるのよ(血を洗い流せるしシャワーもできるから一石二鳥!)。特に肩が好きみたいで真っ先にかぶりつかれて肉を剥がされるのよ。幸子ちゃんぼくを食べるときは本能が勝っちゃうみたいでお腹というか臓物ももちゃもちゃはしたなく食べてるんだけど幸せそうだからまあいいや。
一通り食べ終わった辺りでぼくの身体がきれいに再生して、血で汚れた床やら幸子ちゃんの身体やらをシャワーで洗い流して朝食を終えるわけ。楽しい。
で、ぼくの身体不便なことに保存とかストックができないみたいで、お昼ごはんの弁当はカモフラージュのためにもってくんだけど当然幸子ちゃんのお腹を満たせないのよ。
じゃあどうするかっていうと誰もいない時を見計らって幸子ちゃんにぼくの手首を噛ませて血を飲ませてあげるのよ(首はネクタイしてるから外すのめんどくさくて……)。ぼくの腕に幸子ちゃんの柔らかい唇が触れて硬い歯が腕を食い破り、溢れ出た血をちゅーちゅーと吸うわけ。それもいいんだけど、ぼくの腕越しに幸子ちゃんがぼくの血をゴクゴク飲んでいる感触が伝わってきてこれはめっちゃ興奮する。
それで日中の空腹をしのいだ後、家に帰ってからがもう大変。
さんざんお預けされてたせいか幸子ちゃんもう食べたくてたまらないみたいで、ぼくの首に噛みついて血を浴びるように飲んだあと至るところピラニアのように噛んでは咀嚼し噛んでは咀嚼しを繰り返して、ぼくの身体は密室遊魚(インドアフィッシュ)にやられた後みたいになるわけ。さすがに死ぬほど痛い。
で、早めの夕飯を終えて風呂入って明日の準備して寝る。これがぼくたちの一日。
まあでも幸子ちゃん時折ぼくに対してごめんなさいって言って泣くときもあるのよ。幸子ちゃんは悪くないのに。だからぼくは幸子ちゃんに、ぼくが幸子ちゃんといたいから一緒にいるだけで、幸子ちゃんが謝らなくていいんだよってその都度慰めるのよ。そのあとなんやかんやあってごにょごにょしたりもする。
そんなこんなで幸せな生活を送るんだけど、ぼくは死ねないから幸子ちゃんがどうしても寿命で先立ってしまうのね。ぼくも後を追おうとするんだけど死ぬことができないのよ。
この先一生幸子ちゃんを失った世界で生き続ける、それが幸子ちゃんをグールにさせてしまったぼくへの罰として胸に刻み、灰色の世界を生き続けたい。
最終更新:2016年05月30日 20:42