幸子ちゃんがメイド服を着てぼくがご奉仕する話

 こないだのデレステの安部菜々さんのコミュ、最後のみんなでメイド服着てお仕事する流れが大変頭が悪くて良かったよね。ということで幸子ちゃんにもメイド服を着せてみたいなあってふと思いついたのね。

 そんなわけでメイド服を取り寄せて幸子ちゃんに着せてみたのよ。そしたらビックリ!

 普段の清楚な服装からして大変似合っているから、メイド服もそういうクラシックな落ち着いたロングスカートのスタイルをセレクトしたんだけど想像以上に幸子ちゃんにお似合いなのね。気品を感じさせながらもどこか無垢な少女のあどけなさも残す幸子ちゃんのメイド姿は、ぼくが想像した以上に幸子ちゃんのカワイさを引き立ててたのよ。

 そんな幸子ちゃんに見とれるあまり、メイドの幸子ちゃんにご奉仕したいなあと考えたので、幸子ちゃんに私めにできることはございませんかって恭しく尋ねたら、幸子ちゃんはふふーん!ふじえるさんはいつものように、ボクをほめてほめてほめたたえて、ボクのために頑張ってくれればいいんですよ!って言ってくれたのよ。どうやら自分のメイド服姿に満足したようでご機嫌らしい。やったぜ。

 でもいつも以上にカワイイ幸子ちゃんに対していつも以上に頑張りたいなと思うんだけど、なかなかいいアイデアが出てこない。しばらく考えてたんだけどいい方法がなかったからググったら、アステカの終末信仰に辿り着いたわけ。

 アステカでは太陽はいずれ消滅するものと考えられ、せめてその輝きが一日でも長く続くようにと日常的に生け贄を捧げてたらしいのね。じゃあぼくも幸子ちゃんの溢れんばかりのカワイさが永久に続くように自身の心臓を捧げようと考えたので、知り合いのアステカの末裔の人に手伝ってもらったのね。数時間で石壇と黒曜石のナイフを用意して、式次第も用意して会場をセッティング。大変だったけどなんとか夕方には間に合わせられて、メイド服幸子ちゃんを来賓として呼び出し、ぼくを生け贄に捧げる儀式を始めたのよ。

 いきなり謎の祭壇に連れてこられて困惑する幸子ちゃん。そんな幸子ちゃんをまあまあ見てるだけでいいからとなだめるぼく。

 いよいよ、火もいい感じに燃えてきて、衣装に着替えて祭壇に登るときがきた。ぼくは緊張した面持ちで祭壇を登る。そして知り合いのアステカの末裔の方に黒曜石のナイフを渡されて、ぼくは幸子ちゃんを見つめながら自分の胸にナイフを突き立てた。胸を開き、取り出した心臓を捧げた。幸子ちゃんはドン引きしていた。

 しかしその瞬間、幸子ちゃんの身体が金色に光り輝いた。

 突然の事態に困惑しながらも、光り輝く幸子ちゃんを眺めていたら、やがてその光が辺りを包み込み、不浄な存在であるぼくは跡形もなく消滅した。

 消滅する間際、ぼくは悟った。

 幸子ちゃんは、太陽神に成ったのだと。

 そして太陽神輿水幸子はそのカワイさを世界中に浸透させ、世界一カワイイアイドルとしてその名を広めていきましたとさ。めでたしめでたし
最終更新:2016年07月18日 01:46