Twitterにノーベル平和賞?

アメリカ、ブッシュ元政権において副セキュリティ顧問に
就任いていたマーク・フェイフル氏が、Twitterはノーベル
平和賞に値すると発言した。

Twitterとは、140文字までの「つぶやき」をネット上に
公開できるソーシャルメディアである。

なぜそのTwitterがノーベル平和賞に値するのか?
それは、イランの大統領選挙に起因している。

先日行われたイラン大統領選挙において、選挙に負けた
候補者側の支持者たちが、権力者の不正で敗北したと
異論を唱え、イラン中を巻き込む暴動へと発展したので
ある。

暴動の影響もあり、国民感情を左右させるマスメディア
関係が規制を受け、情報を求む人たちが相次いだ。
そこで注目されたのがTwitterだったのだ。

もちろん他のソーシャルメディアも活用されたようだが、
通常のSNSは登録や友達登録など、情報を交換するには
いくつかの壁が存在する。
しかし、Twitterでは多くのユーザーと簡単に情報交換、
議論ができるという点において、他のソーシャルメディア
よりも優位にあったのだ。

アメリカ政府もイランでのTwitterの活用に目を付け、
すぐにTwitterに対して、イラン国民が情報を世界に
発信できるよう、メンテナンスの延期をするよう通達した
のだった。

そして、冒頭のマーク・フェイフル氏の発言へと繋がる。
「ジャーナリストが国外への退去を余儀なくされたとき、
Twitterは世界が希望、英雄的行動、そして恐怖を目撃する
『窓』となった。Twitter はデスクに、記者に、
プロデューサーになった。この功績から、Twitterとその
開発者は、ノーベル平和賞の候補として検討されるだけの
価値がある」

Twitterにノーベル平和賞はもたらされるのか。
インターネットのサイトは利用の仕方しだいで、大きな
力へと変貌する良い例になったのではないだろうか。

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最終更新:2009年07月14日 10:53