ダークスレイヤーの帰還

ネタバレあり。前断章および序章・第三話まで読んでの評価



作品について

作品プロフ

作者 堅洲 斗支夜
作品URL https://novelup.plus/story/965776640
作品分類1 異世界転移・転生もの
作品分類2 人外あり,魔法あり
作品分類3 始点型
文明レベル 不明

評価概算

文章の読みやすさ 問題なし ■■■■
闇の深さ ■■■■
中二度 ■■■■
個性 設定が記憶に残る ■■■


感想・おすすめする人

長所・特徴

  • 設定が理解しやすい
人物像や背景が非常に分かりやすいなと思いました。
眠り人、夢魔、聖餐教会など固有のワードがすらすらと理解できると思います。
ただ本編の文量が多いため前編断章を読むのはあまりお勧めできないですね。

  • 魔界スタート
作中は『魔の領域』と呼ばれる場所の王都スタートです。
冒頭の眠り人の設定を見ると「世界を良くする」的な存在なので先入観で明るい側と誤認しそうですが、
先述した通り設定が理解しやすいためすぐに気づけるでしょう。
個人的には序盤の眠り人の設定や魔の領域に流れ着く人々の設定でダクソの不死院スタートを
思い浮かべました。あの空気が好きな人は好きになると思います。

短所・不明点

  • 情報量・1話あたりの文章量が多い
長所の「理解しやすい」と若干矛盾しますが、序盤で称号やキャラクターの二つ名を控えてほしいなと感じました。
重厚な世界観は感じられたのですが、それを理解したいのに固有名詞や技名や称号が次々と登場し、
本編以外のあとがき等にもキャラの注釈を挟まれると一つ一つに対する理解が遠のきます。
前編断章のコメントを見る限り「後で分かる」演出を好まれているようですが、文量が多いためよほど衝撃的なもの
でなければ記憶に残りづらいです。

これは作者さんが頑張って伝えようとするあまり情報量を増やしてしまったのが原因なのかなと思います。
人間の文章に対する集中力は多くて5000文字以下と聞いたことがあります。
圧縮してくれればより作品に入り込めるのになと感じました。

おすすめする人

  • 重厚な世界観が好きな人

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最終更新:2022年06月01日 16:28