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翻羹不異


後漢の劉寛は字を文饒といい、桓帝の時に、三部を司った。
性格は温厚で仁愛にあふれ、気が急くような時でも未だ怒った様な声を出す事はなかった。
劉寛の妻はぜひとも怒った声を聞きたいと思い、朝廷に出仕する直前に召し使いに命じて、熱いスープをひっくり返して掛けさせた。
ところが劉寛の顔色は全く変わらず、「熱いスープでお前の手がやけどしてしまったね」といい、その仁厚は変わらなかった。

解説

この劉寛と言う人は、ギリギリ三国志の時代に入る人です。(黄巾賊の事について上奏した記録があり、その直後に死んだ様なのでゲーム等には出ていない様)
いつも優しく、めったに怒らない人で、誰からも慕われていました。
どうしたものか、性格の悪い妻は彼の怒る様を見たいと思って召使に、自分にスープをひっくり返させるように仕向けます。
しかし、いざやっても劉寛は召使に怒らず、妻を労わりました。

この様な心の広い人になりたいものです。
最終更新:2010年12月12日 01:14