アットウィキロゴ

誣牛不校


後漢の劉寛が外出先で牛を捜している人に出会った。その人は劉寛の牛車を牽いている牛を自分の牛だと思い込み返すように求めた。
劉寛はその牛を渡し、自分は牛車を下りて歩いて帰った。少したった頃、牛を連れて帰った人は自分の牛を見つける事ができ、連れ帰った牛を劉寛に返却し
土下座して謝り、「長者(劉寛の別名)を疑った事を大いに恥じます。ついては刑に従います」と言った。
劉寛は「なに、よく似た物と言うのはあることだし、人は間違うものだ。間違って連れて帰った牛を労力をかけて連れてきてくれたし、
こちらこそお礼を言うよ」と答えた。その他人を責めないやり方に地元の人は皆感心した。


解説

物の間違いを責めず、相手を思いやった劉寛。
流石に取ってもいない自分の物を相手に渡すのは無理でしょうが、
こう言う心がけはしていたい物です。
最終更新:2010年12月12日 01:18