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酒のつまみは沙都子」(2023/08/16 (水) 11:27:03) の最新版変更点

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暑くて眠れない夜はワインが一番である。梨花はそっと寝床から起き上がって 秘蔵のワインを楽しむ。寝巻きは黒いワンピースのパジャマ。下はショーツ一枚。 後は何も着けていない。今日はうるさい羽入がどこかへ出かけていて居ない。 だから、たっぷりと楽しめる。  いつものようにオレンジジュースを入れる。けど、少なめ。代わりに醤油を 一滴たらり。隠し味だ。ワインの芳香を楽しみつつ杯を傾ける。のど越しととも に頭の奥がクラリとする。胸も熱い。酔う感覚は嫌いではない。むしろ好き。 かつては忘れるために飲んだ。永遠に続く袋小路。永久に等しい時間をかけて 抜け出した。もはや惨劇は永劫の果てだ。今は全てを楽しむ。  もう一杯。今日はいつもより飲んでいる。明日、羽入に文句を言われるだろう。 だけど、気にしない。この高揚とした気分は悪くはない。 さらに一杯。少し 飲みすぎたか。頭の中がくらくらする。笑みがこぼれる。ふふふっ。どうせ明日は 休みだ。少しぐらい羽目を外してもいいだろう。  けど、こうなるとツマミが欲しいわね。  缶詰とかならいくつかある。でも、風情がない。かといって、何か作ると なると沙都子が起きてしまう。どうしたものか。  そうだわ。沙都子をツマミにすればいいのよ。  いい考えだ。ああ、梨花は酔っている。顔はもう真っ赤だ。酒精をたっぷり混入 した息を吐くとふらりと沙都子の元に向かう。 沙都子は寝てる。半袖の若草色のパジャマ。だけど、暑いのかボタンを二つ ほど外して胸元がきわどく見える。起伏はレナや魅音に比べれば平坦だが 梨花のように真っ平らではない。 「キスしましょ♪」  梨花は寝ている沙都子に屈んでキスをした。柔らかかった。 「んにゃ」  だけど、沙都子はうっとうしいといわんばかりに顔を振る。少し悲しい。 見ると寝汗がびっしょり。だからかな? 「みー。拭かないと風邪を引いてしまうのです」  にぱーと梨花は微笑むと自分の舌でぺろぺろと沙都子の顔についている汗を 舐めてあげた。はじめは額。次はりんごのようなほっぺ。鼻の頭やあごも忘れない。 「ううーん、ううーん」  だけど、沙都子顔をしかめている。ひたいにしわを作って梨花のぺろから 逃げようとする。 「みー、悲しいのです。沙都子はボクが嫌いなのですか」  と、なみだ目で梨花は見つめる。けど、本音は ──うふふ、嫌がる沙都子。可愛いわー。もっと、いじめてもいいよね。  ぞくぞくしていた。  そっと、タオルケットを取る。沙都子の首筋、耳たぶを舐める。ついでに 噛んでみる。 「ひゃうっ」  素っ頓狂な声を上げて、沙都子は起きた。 「なっ、ななななんですの、梨花? ひゃう」  すぐに覆いかぶさる梨花に気付き慌てふためく。梨花は何も気にせずに沙都子の 耳たぶを唇で愛撫する。 「みー、沙都子はボクのお酒のつまみなのです。おとなしく食べられるのです」  そう言って、首筋にキスをする。軽くかむ。 「ひゃわっ。ちょっと、梨花。寝ぼけるのもいい加減にしてくださいませ」  じたばたと沙都子が暴れ始める。手足を振り回して落ち着いてキスも出来ない。 「うるさい人ね。これでも飲んでおとなしくしなさい」  梨花はワインのビンをラッパのみすると直接、沙都子にキスをする。無理やり 唇をこじ開けてワインを流し込む。コクコクと沙都子は飲み干していく。のどから ワインが通り過ぎるごとに沙都子の手足から力が抜け、目がとろんとなる。 「なっ、なんなんですの、これ?」  クラクラして思考が定まらない。 「みー、ワインなのです。ぼくのお気に入りなのです」  にぱーと笑う。 「わっ、ワイン? 私たちはまだ──子供でしてよ。お酒を飲むのは ……早すぎましてよ」  初めての酔いに何とか抵抗しようとするが、どうしてもグニャリとする。 「むー、沙都子は固いのです。もっと、柔軟になるのです。それに冒頭に 書いてあるのです。『このゲームには十八歳以下の登場人物は出てきて おりません』だから、問題ないのです。ボク達の年齢はぼかしてあって誰にも 分からないようになっているのです」  なにやら、とんでもないことを言ってきた。 「そんなのどこにも書いてありませんでしてよー」  正論である。そんな煽り文句はこれっぽちもない。 「うるさい人ね。グダグダ言わずに溺れなさい」  梨花はキスをしながらワインを沙都子のパジャマに垂らす。ちょうど胸の 辺りだ。 「あう、冷たい!」  身をよじる。だが、鎖骨が出てますます扇情的に。梨花は舌なめずりして 「美味しそう、頂くわね」  といって、沙都子の胸に吸い付いた。 「あっ、ひゃう、ダメ、ダメですわ、梨花」  ワインを吸ったパジャマを胸ごとすする。ちょうど胸の先端部に吸い付く。 沙都子は身を捩じらせてビクンをうねる。でも、気にしない。そのままワイン をすする。片方は吸い付き、もう片方は搾るために揉む。ドンドン息が荒く なる。 「……だから、ダメ──ですわ」  酔う。沙都子は酒に酔う。溺れる。沙都子は梨花の愛撫に溺れる。息が乱れ、 胸の奥に何かが生まれる。 「乳首が立っているのです。沙都子はとっても感じやすいのです」  ニコニコと笑いながら梨花は言う。 「……どういう意味ですの?」  意味は分からない。ねんねの沙都子にはさっぱりだ。 「感度良好という事よ」  ふふっ、と笑って、梨花は沙都子の乳首を弾いた。甲高く鳴いて沙都子は 背を突っ張る。翻弄される。いつもの梨花に。見たこともない大人びた梨花に。 わけも分からず流される。 「むー、沙都子は大きくなったら胸がバインバインになると思うのです。 うらやましいのです」  ぷちぷちと沙都子のパジャマのボタンを外しながら梨花はぶつくさ言った。 パジャマの下は何も着ておらず、沙都子は上半身裸になる。 「さあ、もっと、味あわせて」  梨花はワインを沙都子の胸にかけると乳首に吸い付き、塗りこむように 胸を揉む。 「ひゃ、だっ、あはぁっ」  もはや、言葉にならない言葉で沙都子は反応する。そそり立つ乳首をちゅー ちゅー吸われ、胸をグネグネもまれる。酒の酔いも手伝い、もはや体は言う事が 聞かない。 「沙都子だけ気持ちよくなってずるいのです。ぼくも気持ちよくして欲しいのです」  ショーツを脱ぎ、寝巻きのワンピースのすそを持ち上げて咥え、沙都子の頭に上で屈む。 「……えっ?」  もちろん、沙都子は意味が分からない。戸惑いながら見上げる。一緒に生活しているとはいえ、 梨花の秘所をまじまじと見たことはない。ひと筋の線が見える。毛も何もない。ただ……濡れている。 汗とは違う匂いを放ちながら濡れていた。一体、何をすればいいのだろうか。 「舐めなさい」  また、梨花の冷たい声だ。 「さっさと舐めてご奉仕しなさい」  恐る恐る口につけた。 「ひゃう」  ビクンッ、と梨花は跳ねた。慌てて、沙都子は口を離す。 「だ、大丈夫ですの、梨花?」  気遣う言葉に、梨花は声を震わせて、 「大丈夫なのです。もっと、もっと舐めて欲しいのです」  お尻を振って懇願した。沙都子はぴちゃりぴゃりと舐め始めた。 行儀悪く、犬が水を舐めるように一心不乱に。 「あぅ、はぅ、ひゃう。いいっ、そこがいいのです。あっあっあっ」  ひと舐めごとに反応する。沙都子の舌は決して上手いとはいえない。 ただ、目の前のものを舐めているだけだ。だか、そこがもどかしく、 予期せぬ快楽に翻弄される。 「……ドンドン濡れてきますわよ」  沙都子の驚いた声にも梨花は反応しない。ワンピースを掻き抱き、薄い胸を 無理やり掴んで揉む。ふくらみはないが乳首は自己主張してる。沙都子の舐めに 合わせて捻る。大きく呻く。  沙都子は呆然として見ている。梨花の乱れに息を呑む。 「沙都子にご褒美です」  うっすらと梨花は笑うと沙都子のパジャマのズボンに手をかけた。 「あっ、梨花?!」  するりと下着ごと抜く。わざわざクマさんパンツを広げて、 「濡れてるわよ。汗でもションベンでもないわね」  と、あの部分を口に咥えて言った 「ああっ、いや」  恥ずかしがる沙都子の腰を持ち上げて梨花は、 「さあ、味わわせてもらうわよ」  熱く濡れる沙都子の幼い秘裂に口をつけた。 「ひゃ、だめっ、だから──やめて……ふぅぅ、ひゃっ」  さらに翻弄される。どこで憶えたのか見事な舌戯で攻め立てる。 小さく隠れる芽もほじくりだして摘み、弾く。指と舌は絶え間なく 動いて攻め立てる。 「あぁ、もう、ダメ、ですわ、だから、ひゅうっ」  いじればいじるほど沙都子の幼い秘裂から蜜があふれ出る。梨花はワインの ビンを掴むと傾けてワインをしたたり垂らす。 「つっ、冷たい!」  幼い秘裂に滴り落ちるワインと蜜をたっぷり指で混ぜてすする。 「ふふっ、極上のカクテルね」  ぺろりと舌を舐めて、梨花は笑った。 「さあ、もっと味あわせてもらうわよ」  淫らな酒宴はまだまだ続きそうだ。 次の日、沙都子は頭が痛いと呻いていた。梨花もだ。 「あぅあぅ、だから、飲みすぎは良くないのです」  羽入の言葉に梨花は頭を抱えて、 「うるさいわね、反省してるわよ」  と、力なく抗議するだけだ。  幸いな事に沙都子にあの夜の記憶はさっぱりと無いようだ。これには ほっと胸をなでおろす。 「酒に酔ったとはいえ、とんでもないことをしてしまったわ」  大切な沙都子にあんなことしてしまうなんて本当にどうかしている。 「まあ、とりあえず、今度、沙都子に好きなお菓子とか買ってあげないと いけないかしらね」  しかし、梨花は気付いてなかった。沙都子の笑みに──  ふと、夜に梨花は目が覚めた。愕然とする。 「……体が動かない。手足が縛られている?」  一体誰が? すでに惨劇の日々は去った。誰も自分を※す者は居ないはず なのに。 「をほほほほっ、どうやらお目覚めのようですわね」  沙都子が高笑いを上げている。手に何を持っている。 「──あの、沙都子?」  さすがの梨花も展開についていけない。 「うふふっ、昨夜は本当にありがとうございましたわ」  おっ、憶えてたー。 「ですから、今夜は私がたっぷりと梨花にお礼をする番ですわ」  ブゥーンと何か鈍い振動音が聞こえる。沙都子の手には電気あんま、 ピンクローター、バイブがうねうね動いていた。 「そ、それは一体何ー?!」  梨花の驚きに、 「をほほっ、これは羽入さんから借りたのですよ」  羽入?! こんの裏切りものー! 「さあ、きれいな声で鳴いてくださいませ」  そう言って、沙都子は梨花に覆い被った。その日の夜の淫らな 饗宴はいつまでも続いた。
暑くて眠れない夜はワインが一番である。梨花はそっと寝床から起き上がって 秘蔵のワインを楽しむ。寝巻きは黒いワンピースのパジャマ。下はショーツ一枚。 後は何も着けていない。今日はうるさい羽入がどこかへ出かけていて居ない。 だから、たっぷりと楽しめる。  いつものようにオレンジジュースを入れる。けど、少なめ。代わりに醤油を 一滴たらり。隠し味だ。ワインの芳香を楽しみつつ杯を傾ける。のど越しととも に頭の奥がクラリとする。胸も熱い。酔う感覚は嫌いではない。むしろ好き。 かつては忘れるために飲んだ。永遠に続く袋小路。永久に等しい時間をかけて 抜け出した。もはや惨劇は永劫の果てだ。今は全てを楽しむ。  もう一杯。今日はいつもより飲んでいる。明日、羽入に文句を言われるだろう。 だけど、気にしない。この高揚とした気分は悪くはない。 さらに一杯。少し 飲みすぎたか。頭の中がくらくらする。笑みがこぼれる。ふふふっ。どうせ明日は 休みだ。少しぐらい羽目を外してもいいだろう。  けど、こうなるとツマミが欲しいわね。  缶詰とかならいくつかある。でも、風情がない。かといって、何か作ると なると沙都子が起きてしまう。どうしたものか。  そうだわ。沙都子をツマミにすればいいのよ。  いい考えだ。ああ、梨花は酔っている。顔はもう真っ赤だ。酒精をたっぷり混入 した息を吐くとふらりと沙都子の元に向かう。 沙都子は寝てる。半袖の若草色のパジャマ。だけど、暑いのかボタンを二つ ほど外して胸元がきわどく見える。起伏はレナや魅音に比べれば平坦だが 梨花のように真っ平らではない。 「キスしましょ♪」  梨花は寝ている沙都子に屈んでキスをした。柔らかかった。 「んにゃ」  だけど、沙都子はうっとうしいといわんばかりに顔を振る。少し悲しい。 見ると寝汗がびっしょり。だからかな? 「みー。拭かないと風邪を引いてしまうのです」  にぱーと梨花は微笑むと自分の舌でぺろぺろと沙都子の顔についている汗を 舐めてあげた。はじめは額。次はりんごのようなほっぺ。鼻の頭やあごも忘れない。 「ううーん、ううーん」  だけど、沙都子顔をしかめている。ひたいにしわを作って梨花のぺろから 逃げようとする。 「みー、悲しいのです。沙都子はボクが嫌いなのですか」  と、なみだ目で梨花は見つめる。けど、本音は ──うふふ、嫌がる沙都子。可愛いわー。もっと、いじめてもいいよね。  ぞくぞくしていた。  そっと、タオルケットを取る。沙都子の首筋、耳たぶを舐める。ついでに 噛んでみる。 「ひゃうっ」  素っ頓狂な声を上げて、沙都子は起きた。 「なっ、ななななんですの、梨花? ひゃう」  すぐに覆いかぶさる梨花に気付き慌てふためく。梨花は何も気にせずに沙都子の 耳たぶを唇で愛撫する。 「みー、沙都子はボクのお酒のつまみなのです。おとなしく食べられるのです」  そう言って、首筋にキスをする。軽くかむ。 「ひゃわっ。ちょっと、梨花。寝ぼけるのもいい加減にしてくださいませ」  じたばたと沙都子が暴れ始める。手足を振り回して落ち着いてキスも出来ない。 「うるさい人ね。これでも飲んでおとなしくしなさい」  梨花はワインのビンをラッパのみすると直接、沙都子にキスをする。無理やり 唇をこじ開けてワインを流し込む。コクコクと沙都子は飲み干していく。のどから ワインが通り過ぎるごとに沙都子の手足から力が抜け、目がとろんとなる。 「なっ、なんなんですの、これ?」  クラクラして思考が定まらない。 「みー、ワインなのです。ぼくのお気に入りなのです」  にぱーと笑う。 「わっ、ワイン? 私たちはまだ──子供でしてよ。お酒を飲むのは ……早すぎましてよ」  初めての酔いに何とか抵抗しようとするが、どうしてもグニャリとする。 「むー、沙都子は固いのです。もっと、柔軟になるのです。それに冒頭に 書いてあるのです。『このゲームには十八歳以下の登場人物は出てきて おりません』だから、問題ないのです。ボク達の年齢はぼかしてあって誰にも 分からないようになっているのです」  なにやら、とんでもないことを言ってきた。 「そんなのどこにも書いてありませんでしてよー」  正論である。そんな煽り文句はこれっぽちもない。 「うるさい人ね。グダグダ言わずに溺れなさい」  梨花はキスをしながらワインを沙都子のパジャマに垂らす。ちょうど胸の 辺りだ。 「あう、冷たい!」  身をよじる。だが、鎖骨が出てますます扇情的に。梨花は舌なめずりして 「美味しそう、頂くわね」  といって、沙都子の胸に吸い付いた。 「あっ、ひゃう、ダメ、ダメですわ、梨花」  ワインを吸ったパジャマを胸ごとすする。ちょうど胸の先端部に吸い付く。 沙都子は身を捩じらせてビクンをうねる。でも、気にしない。そのままワイン をすする。片方は吸い付き、もう片方は搾るために揉む。ドンドン息が荒く なる。 「……だから、ダメ──ですわ」  酔う。沙都子は酒に酔う。溺れる。沙都子は梨花の愛撫に溺れる。息が乱れ、 胸の奥に何かが生まれる。 「乳首が立っているのです。沙都子はとっても感じやすいのです」  ニコニコと笑いながら梨花は言う。 「……どういう意味ですの?」  意味は分からない。ねんねの沙都子にはさっぱりだ。 「感度良好という事よ」  ふふっ、と笑って、梨花は沙都子の乳首を弾いた。甲高く鳴いて沙都子は 背を突っ張る。翻弄される。いつもの梨花に。見たこともない大人びた梨花に。 わけも分からず流される。 「むー、沙都子は大きくなったら胸がバインバインになると思うのです。 うらやましいのです」  ぷちぷちと沙都子のパジャマのボタンを外しながら梨花はぶつくさ言った。 パジャマの下は何も着ておらず、沙都子は上半身裸になる。 「さあ、もっと、味あわせて」  梨花はワインを沙都子の胸にかけると乳首に吸い付き、塗りこむように 胸を揉む。 「ひゃ、だっ、あはぁっ」  もはや、言葉にならない言葉で沙都子は反応する。そそり立つ乳首をちゅー ちゅー吸われ、胸をグネグネもまれる。酒の酔いも手伝い、もはや体は言う事が 聞かない。 「沙都子だけ気持ちよくなってずるいのです。ぼくも気持ちよくして欲しいのです」  ショーツを脱ぎ、寝巻きのワンピースのすそを持ち上げて咥え、沙都子の頭に上で屈む。 「……えっ?」  もちろん、沙都子は意味が分からない。戸惑いながら見上げる。一緒に生活しているとはいえ、 梨花の秘所をまじまじと見たことはない。ひと筋の線が見える。毛も何もない。ただ……濡れている。 汗とは違う匂いを放ちながら濡れていた。一体、何をすればいいのだろうか。 「舐めなさい」  また、梨花の冷たい声だ。 「さっさと舐めてご奉仕しなさい」  恐る恐る口につけた。 「ひゃう」  ビクンッ、と梨花は跳ねた。慌てて、沙都子は口を離す。 「だ、大丈夫ですの、梨花?」  気遣う言葉に、梨花は声を震わせて、 「大丈夫なのです。もっと、もっと舐めて欲しいのです」  お尻を振って懇願した。沙都子はぴちゃりぴゃりと舐め始めた。 行儀悪く、犬が水を舐めるように一心不乱に。 「あぅ、はぅ、ひゃう。いいっ、そこがいいのです。あっあっあっ」  ひと舐めごとに反応する。沙都子の舌は決して上手いとはいえない。 ただ、目の前のものを舐めているだけだ。だか、そこがもどかしく、 予期せぬ快楽に翻弄される。 「……ドンドン濡れてきますわよ」  沙都子の驚いた声にも梨花は反応しない。ワンピースを掻き抱き、薄い胸を 無理やり掴んで揉む。ふくらみはないが乳首は自己主張してる。沙都子の舐めに 合わせて捻る。大きく呻く。  沙都子は呆然として見ている。梨花の乱れに息を呑む。 「沙都子にご褒美です」  うっすらと梨花は笑うと沙都子のパジャマのズボンに手をかけた。 「あっ、梨花?!」  するりと下着ごと抜く。わざわざクマさんパンツを広げて、 「濡れてるわよ。汗でもションベンでもないわね」  と、あの部分を口に咥えて言った 「ああっ、いや」  恥ずかしがる沙都子の腰を持ち上げて梨花は、 「さあ、味わわせてもらうわよ」  熱く濡れる沙都子の幼い秘裂に口をつけた。 「ひゃ、だめっ、だから──やめて……ふぅぅ、ひゃっ」  さらに翻弄される。どこで憶えたのか見事な舌戯で攻め立てる。 小さく隠れる芽もほじくりだして摘み、弾く。指と舌は絶え間なく 動いて攻め立てる。 「あぁ、もう、ダメ、ですわ、だから、ひゅうっ」  いじればいじるほど沙都子の幼い秘裂から蜜があふれ出る。梨花はワインの ビンを掴むと傾けてワインをしたたり垂らす。 「つっ、冷たい!」  幼い秘裂に滴り落ちるワインと蜜をたっぷり指で混ぜてすする。 「ふふっ、極上のカクテルね」  ぺろりと舌を舐めて、梨花は笑った。 「さあ、もっと味あわせてもらうわよ」  淫らな酒宴はまだまだ続きそうだ。 --------------------------------- 次の日、沙都子は頭が痛いと呻いていた。梨花もだ。 「あぅあぅ、だから、飲みすぎは良くないのです」  羽入の言葉に梨花は頭を抱えて、 「うるさいわね、反省してるわよ」  と、力なく抗議するだけだ。  幸いな事に沙都子にあの夜の記憶はさっぱりと無いようだ。これには ほっと胸をなでおろす。 「酒に酔ったとはいえ、とんでもないことをしてしまったわ」  大切な沙都子にあんなことしてしまうなんて本当にどうかしている。 「まあ、とりあえず、今度、沙都子に好きなお菓子とか買ってあげないと いけないかしらね」  しかし、梨花は気付いてなかった。沙都子の笑みに── ------------------------------  ふと、夜に梨花は目が覚めた。愕然とする。 「……体が動かない。手足が縛られている?」  一体誰が? すでに惨劇の日々は去った。誰も自分を※す者は居ないはず なのに。 「をほほほほっ、どうやらお目覚めのようですわね」  沙都子が高笑いを上げている。手に何を持っている。 「──あの、沙都子?」  さすがの梨花も展開についていけない。 「うふふっ、昨夜は本当にありがとうございましたわ」  おっ、憶えてたー。 「ですから、今夜は私がたっぷりと梨花にお礼をする番ですわ」  ブゥーンと何か鈍い振動音が聞こえる。沙都子の手には電気あんま、 ピンクローター、バイブがうねうね動いていた。 「そ、それは一体何ー?!」  梨花の驚きに、 「をほほっ、これは羽入さんから借りたのですよ」  羽入?! こんの裏切りものー! 「さあ、きれいな声で鳴いてくださいませ」 そう言って、沙都子は梨花に覆い被った。 その日の夜の淫らな饗宴はいつまでも続いた。

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