モジュールによる機能拡張
Apache本体自体はごくシンプルな基本機能(コアモジュール)のみで、そのほかのさまざまな機能を別途モジュールとして追加していくことが可能である。モジュールは、Apacheのコンパイル時に静的にリンクされてApacheのプログラム本体に組み込まれている静的モジュールと、DSO(Dynamic Shared Object)という仕組みにによって再コンパイルsることなく動的に組み込める動的モジュール(DSOモジュール)の2種類に大別される。動的モジュールは静的モジュールに比べて速度的に若干劣るが、使い勝手がよいため、たいていのディストリビューションではほとんどのモジュールを動的モジュールにしている。たとえば、CGIプログラムの実行や、HTTPを使用したファイル共有であるWebDAVもDSOモジュールによって実現している。
Linuxでは、DSOモジュールは/usr/lib/httpd/modulesディレクトリなどに置かれている。次にFedora Coreの例を示す。
$ ls /usr/lib/httpd/modules/<E>
libphp5.so mod_cgid.so mod_mime.so
最終更新:2007年06月06日 14:41