アカネは目覚めた。足は壁の中に 足首だけでなく壁の向こうにある足の指なども固定されているようでビクともしないのだ。 壁の向こう、そこには足がある。 上にはモニターがある。 突然足裏からゾクゾクする刺激が! アカネは爆笑、爆笑しまくっている。 壁の向こうでは複数のマジックハンドがアカネの足裏表面を摘むようにこちょこちょとくすぐっている。 アカネは壁の中に取り込まれた足を引っ込めようとするが完全に固定され引き抜きを許さない。 足の指と指は隙間が開けられていて閉じることも叶わない。 そこへ慈悲もなくマジックハンドは指と指の隙間を人差し指で掻き入れ食いを始めた。 そしてアカネは感じたことのない刺激に思わず叫び声を放ち悶絶したのだった。
旅館を訪れた宮崎千紗希の話。 部屋で就寝して目が覚めると足が動かないことに気づく、なんと見れば足が壁の中に入っているではないか! しかも足が入る穴の中には詰め物されていて引き抜こうにも全く抜けない。 壁の向こう側にあろう千紗希の足は固定されていて足首はもちろん足指さえも拘束具で固定されているのかピクリとも動かせない。 身動きのとれない千紗希は助けを呼ぼうにも誰も来ない。 そこでスマフォで助けを求めようとしたがスマフォの入る荷物は少し遠くにあり足が壁に固定されている今取りに行けない。 手を伸ばそうとするなんとか届いて荷物を漁りスマフォを取り出すと、圏外だった。 すると突然足に刺激を感じ飛び上がる千紗希。そして何者かが足をこちょこちょしはじめ思わず千紗希は爆笑する。 ここ、ゆらぎ荘ではなのか? そう、千紗希は ゆらぎ荘と間違えていたのだった! だが、もう今更後悔しても遅い。くすぐり地獄は延々続くのだった。