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(・肉・) のまとめ - (2006/07/12 (水) 17:05:47) の1つ前との変更点
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暑さも日に日に増していく6月の半ばのことだった。
僕―草壁 風夜(くさかべ ふうや)―は平凡な高校2年生であり、毎日平凡なベットの上で、平凡な夢を見て起き、平凡な学校生活を送りまた寝る。
そして今日もまた、平凡な日常を迎えるために今、まさに深蒼の夢の海から静かに覚醒へと向かってるところだった。
だが、何を思ったのかふと上を見ると、九尾の狐が気持ちよさそうに漂いながら、僕を見つめていた。
僕はその狐を見つめながら惹きつけられるように昇り―――――――――――――――
――――今になって考えてみると、この狐との邂逅が僕の運命を変えたのかもしれない――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
6月13日~火曜日~
朝日の光が目ぶたをノックしてくる。
まだ眠いのだが・・・・・・えーい!、こうなったら窓の反対側を向いてやる!
ゴロン、プニッ♪…・・・
プニ?
う~ん、プニといえばぷよぷよで最大連鎖記録を目指して徹夜したことがあったな…
まあ、12連鎖止まりだったがな。。。。。
・・・・・・・
じゃなくて!!!!俺はぷよぷよを布団に入れた覚えはないぞ!!
いきなり進入してきやがって、不法進入者には懲罰を!!
「天誅(チョップ)!!!!!」
「ぐはっ!!!!!!」
ぐはっ?なんて人間らしい鳴き声だ、、、、
「そうか!これはぷよぷよを擬人化したものk「いきなり、ナニするのよ!!!」ぐはっ!!!!」
ぷよぷよ?は風夜に鉄拳をくりだした。
風夜に9999のダメージ 風夜は倒れた
この女(アマ)はイキナリ痴漢にでも逢ったかのように叫び、
「いきなり愛しのお姉さんを叩くなんて!!!いつからそんな趣味に目覚めたのよ!!
・・・・・・・・あれ、風夜、何大袈裟にたおれてるのよ~ちょっと、私は軽くな・で・ただけじゃな~い?」
へんじはないただのしかばねのようだ
「もう~死んだ真似なんかしちゃって~」バシッ!バシッ!バシッ!ビシッ!バシッ!バシッ!バシッ!・・・・・・
????は風夜に連続攻撃をくりだした。
風夜に111111111のダメージ 風夜はMに覚醒した!!!!
「あっ・・・・・てへっ☆やりすぎちゃった~「すごく・・・いいです」・・・・・・えっ・・・」
~以下省略~
「痛てて。。。。。なんで姉貴が俺のベットで寝てるんだよ!!!」
今しがた俺に様々な攻撃を仕掛けてきたのは俺の姉貴―草壁 蜜(くさかべ みつみ)―である。
今年の4月に東京の大学に進学したため上京し、一人暮らしを満喫していた・・・・・はず。
余談だが、本試験で現代文の漢字の問題が一個も書けなくて、「私はもうだめだ~~~~~~~」と叫んでいた。
ところで、この女に質問というものをしても、意図というものを汲み取ってはくれないらしい。
えっ、ナニ言ってる?のという顔で「なんでって、睡眠をとるためよ~」
・・・・まあ確かに質問に答えてはいるがではあるが、もちろんそんなことを聞いてるのではなく、
「なんで俺と寝てるのかって聞いてるんだよ!!」
「あーそんなこと?単に風夜がお姉ちゃんとずっと寝れなくて、さびしかっただろうな~と思ったからよ」
・・・・・・・ここで誤解のないよう言っておくが、俺は姉貴とは小学校からずっと一緒には寝ていない!
・・・・・・・・・・・・・ほんとだぞ?
「寂しいとか思うわけねーじゃん、俺はむしろ一人でいt「風夜ー!起きたー?」・・やばっ!!」
ドタ!ドタ!、階段を踏み潰すが如く上ってくる奴の声が聞こえた
何故かは知らんがこの状況(姉貴と一緒にベットの中)は俺に破滅をもたらすのではないか!?
―――――――――――――まあ、そんなこともありながらも普通に過ぎていた僕の夏~~~End~~~
・
・・・
・・・・・
「なんて綺麗に纏めつつ、現実逃避してる場合じゃない!!!!!!」
「今、風夜の彼女の声がしなk「姉貴ゴメン!!」・・へっ?わっ~~モガモガ」
咄嗟に布団から抜け出し、何気に爆弾発言をしている変人を布団で簀巻き状にした。
うむ、我ながら名案だ。こうすれば、あいつも気づくことはあるまい・・・・・・
バンッ!!「風夜!!、起きなさい!!!!、ってあれ、起きてるじゃない。起きてるなら返事してよ!!!」
「ああ、すまん、、、ちょっと寝ぼけてたんだ」
「ふん、、、まあいいわ、おばさんが料理作っといてくれたから、早く降りて来なさいよ」
「分かった、すぐ行く」
勢いよく、ドンッ!と音を立てて我が幼なじみ―御津瀬 春緋(みとせ はるひ)―が出て行く。
安堵した俺は、姉貴入りの蓑巻き状の布団を広げつつ一言、
「フッ、さすがおr「ねえっ!」はいっ!?」
「私をこんな風にするなんて・・・・・やっぱりSMに目覚めたのね、、、、」
「いや、単に幼なじみかr「言い忘れてた!!!」えっ。」バタン!
このとき俺はしみじみと思ったね、神は俺を地獄へとアンナイスルキデスカ、と・・・・・
「「あ・・・」」「おはよ~」
「まあ、いろいろ言いたいことはあるけど・・・・・・・・いっぺん死んで来い!!!!!!」
カッキーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
――――ああ、やっぱり人でも飛べることは出来るんだな――――――
「ついに浮揚術まで習得したの!♪、お姉ちゃんはうれしいわ~」
第一部 完
唐突だが、俺に人権というものはあるのだろうか?
もしあるというのなら、ぜひとも居場所を教えて貰いたい。
今、必死に探しているのだが、影も形も見当たらない状況だ。――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~~~朝食という場所―フィールド―で~~
「おはよう・・・・・・」「おはよう~~~」
「やっと起きてきたのね、風夜君、みつちゃん、ちゃんといつものやつを作っといたから、さ、食べて。
春緋ちゃん、起こしてくれてありがとね~」
「いえいえ、朝からこの二人の大・変仲睦ましいところを見れたので、と・て・も気分がいいところです」
ところでウチの母親は姉貴のことをみつと呼ぶが、これは父親と母親で「蜜」という漢字を使うことにはしていたんだが、
「みつ」か「みつみ」と読むかで対立していたらしい。一応ジャンケンで決着は着いたらしいが、
未だに母親は「みつ」という言い方をあきらめてはいないようだ。
「元々二人とも仲良かったもんね~、特に風夜君はみつにお姉ちゃん、お姉ちゃんて甘えてたもんね~」
何故にこの人たちには俺と姉貴の関係がやたらに良いものに変換されているのだろうか・・・・・まさか!孔明のわn(ry
「見破ったぞ!二人とも!、俺を嵌めようとしてもそうはいかねz
「「誰があんたなんかをハメたりなんかするか!!!!!!!!!」「最低!!!鬼畜!!!変態!!!」
「何故春緋も反応すrグハッ!!!!」
まあーなんだ、この情景などいちいち言葉にする必要があるのかと疑問に思うほど分かりやすいが、一応言うと
「DEAD END!!!!!!!!!!」
――――――――パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。
―――――――――バタッ!
・・・・・・・・・・・
「お母さん、このご飯ちょっと柔らかくない?わたしもうちょっと固いほうが好みんだけど~」
「あら、そうだったかしら?じゃあ、次からはもうちょっと硬くするわね」
「おばさん~、お茶をもう一杯もらえないかしら、あ、ちょっと熱いくらいでお願い。」
「ちょっと待ってね、昨日、風夜のお友達が家庭訪問に来たんだけど、お茶をとってもたくさん飲んで行かれたのよ~
まだのこってるかしら?」
「お茶がなければ、コーヒーでもいいわ。」
「そういえば、私が東京に行ってる間になんかおもしろいことあった?」
「ウチの学校で運動会があったんですけど、ウチのクラスがダントツで勝ったんですよ。もう~ラクショーって感じ?」
「ハルヒちゃんってどこのクラスになったの?」「3-4です」「あ、そこって風夜もいるんじゃなかったっけ?」
「はい、あのバカと一緒です。」「ハルヒちゃん、バカ呼ばわりはいけないと思うな、せめてアホくらいにしとかないと」
「そうですか?それじゃあ、今度からはちゃんとそうやって言います。」「いい子ね、物分りが良い子はお姉さん、好きよ
~」
「あっ、そろそろ時間なんで行ってきまーす」「「いってらっしゃい~」」
――――――――――――ふと思ったんだが、放置プレイっていいよな―――――――――
「おかあさん、おれの居場所がないんですけど・・・・」
「あら、お父さん、いたの?」
第二部、完
人は果たして自分の通うところからわざわざ遠いところへ行きたいと思うのだろうか?
俺はもちろん思わないし、今の学校から比較的近い距離にある現状を喜ばしく思っている。
しかし、ここにはそんな俺とは異なる感覚を持つ者がいたのであった――――――――――
――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~通学~
「で、何故に姉貴が付いてきているのかな?」
「えっ、だって学校に行くんでしょ?」
このいきなり家に戻ってきた女は、’何を当たり前のことを聞くの?’といいたげな顔でそう返してきた。。。
「俺の高校は千葉県、あなたの大学は東京都、ニホンゴワカリマスカ?」
「ワカルワヨ、、、、ごほんっ、だから今、駅にむかってるんじゃない~、何言ってるの?」
ノリが良いな、さすが俺の姉だ!
・・・じゃなくて、そういえば、俺の高校は駅から極々近いところに位置しているんだった。。。。高校まで徒歩で通学してから失念してたぜ。確かに新幹線でなら大学にも通えるか…。
……なにか俺は重大なことを忘れてはいやしないか?……思い出せ、、、、はっ!!?
「…何で今まで誰も話題にしなかったのか不思議なくらいだが、姉貴は何で帰ってきたんだ?」
この女は自分のなかでは「すでに俺へ理由は伝えた」というのがさも当たり前のように、
「えっ、朝に話した通りよ~」
「いや、話したとおりって何も聞いてねーよ!!!
「あれ、言わなかったっけ?う~んとね、話すと長くなるんだけど、カクカクシカジカウマウマ、、、というわけよ」
「そうか、、、、って、わからねー!!!!!」「もう、いやね、ほんの冗談じゃない♪」
「……さっさと言え、さもなくば犯す」「やっぱりSMに「もうそれはいい!!!」・・わかったわよ~」
「…二人とも盛り上がってて愉しそうね!邪魔しちゃわるいから、先に行くわね!!じゃあね!!」
ズンズンと力強い足取りで進む我が幼なじみ、あれを見れば飢えて山里に下りてきた鬼ですら回れ右をするだろう。
「ハルヒちゃん、行っちゃったわよ~」「そんなことはいいから早く理由をい「あっ、ここでお別れじゃない、じゃあね~」聞けよ!!」俺の話をまったく聞いてないのかこいつは・・・・・
こんな感じで無視された俺、何者?
しばし呆然と立っていると、変な男が茶を飲みながらコッチに向かって歩いてきた
「よう風夜、こんなところで突っ立って、なにやってるんだ?
とうせんぼうか?それとも通りかかった子にワザとぶつかって、あんな事やこんn
「何故、俺の周りにはこんな奴しかいないんだ!!!」するんだろ?」「するか!!!」
今、話しかけてきた稀代の莫迦は、弓成 観茶(きゅうなり みさ)という、変人だ。
なにが変人かって、こいつは俺が見る限り、授業中だろうが、水泳だろうがなんだろうが、あらゆる手を駆使して茶を飲んでいるんだ!これを変人以外になんと呼べと?
しかも、さらに驚くことに茶代で月5万円は使っているそうだ!βακαの極み!!!
「ちょっと考え事をしてだけだ!、、、はぁ……」
「なんか悩み事でもあるのか?…そういえば、もうすぐ模試があるな」
「あっ、ああ、そう、そのことで悩んでたのさ!」
「そうか、、、まあ俺はちょっと用事があって受けられないから、関係ないがな」
この友人は弓道部に所属しているが、GW中から部活をサボることが多くなったと聞いたことがある、
弓道部部員曰く、「俺には生命の拠り所としている声が家でまっているからな!」
と観茶が発言したらしい。なお、この発言は部活中、堂々と部員が一杯いる中で言ったものであり、変人の名を部内に轟かすこととなったそうだ。
まあ、俺には関係ないからまったくもって問題はないのだが。
「腕はいいのに…」
「ん?何か言ったか?」「いや……」
そうなのだ、こいつは弓道の腕前は全国に通用するものがあるらしい。この性格がなかったら、
弓道の道で生きて行くこともできただろうに……
「ほら、いつまでも突っ立ってないで行くぞ」
「ああ、行くか!」
そして、俺は学校の門をくぐって行った。
そのとき、窓から見つめる一対の琥珀の瞳に気付きもせずに。。。。。。。
第三部 完
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