イーストリバーに人工滝登場


マンハッタンの南、イーストリバー沿いに人工の滝が登場した。
ブルックリン橋のブルックリン側橋桁、マンハッタン橋のマンハッタン側北のピア35、ガバナーズ島の北側、ブルックリンのプロムナード側のピア4と5の間の4ヶ所に設置された巨大な滝は、実は公共アートで正式なタイトルを「The New York City Waterfalls」という。
コペンハーゲン生まれの世界的アーチスト、オラファー・エリアソン氏(41歳)の作品だ。人工滝は200人の技術者、デザイナー、コンサルタント、許可関係の専門家、電気、建設労働者がかかわった。立案から施工まで2年、工事には約3ヶ月間を要した。1550万ドルの制作費用はニューヨーク公共アート基金への個人寄付やロウワーマンハッタン開発局が提供。

毎分3万5千ガロンの水が、滝の骨組みの上に設置されている6つのポンプにくみ上げられて落ちる仕組み。フィルターを設けるなど、水質や水生態を壊さないよう配慮がされている。滝が流れる時間は午前9時から午後10時までで、夜7時からはライトアップされる。10月13日まで。

ニューヨーク市は、この人工滝が約5500万ドルの経済効果をもたらしてくれることを期待している。マンハッタン内のホテルは滝鑑賞の特別パッケージを用意、観光船会社もツアーを出している。

最終更新:2008年06月28日 06:23