トム・ブロコウが「ミート・ザ・プレス」を司会。大統領選まで。
 
NBCニュースは今月13日に急死したティム・ラサート氏の後任として、「ミート・ザ・プレス」の司会をトム・ブロコウ氏に決めたと22日発表した。
ブロコウ氏はこの日、モンタナ州の自宅から中継で、今年11月の大統領選挙が終了するまでの暫定措置として、自発的に司会者役を買って出たと語った。
 
【68歳で友情再登板】
68歳のブロコウ氏は2004年の大統領選挙を機に、20年以上アンカーを務めてきた夕方の全国版ニュース「NBCナイトリーニュース」を降りた。その後はパートタイムでNBCニュースやMSNBCのドキュメンタリーを制作したり、、コメンテーターを務めている。
6月13日、ラサート氏の死を報じるという辛い役割を任されたのもブロコウ氏だった。その週の「ミート・ザ・プレス」では、彼の追悼番組の司会役を務めた。
 
ブロコウ氏は長年NBCニュースの顔として人気も信頼も高く、ミート・ザ・プレスには1973年のウォーターゲート事件以来、政治記者として頻繁に出演してきた。
またラサート氏と親しかったこともあり、後継者になったことはは誰からも歓迎された模様だ。いずれ決まる正式な司会者も、ブロコウ氏がワンクッションになれば、次世代に引き継ぎやすいという考慮もある。
ミートザプレスは日曜朝に欠かせないテレビ政治討論番組だが、ブロコウ氏が司会席に座る初日は6月29日。これまでどおり、ワシントンDCのニュース支局から放送する。
 
なお、ワシントンDC支局長の後任はまだ決まっていない。

 

最終更新:2008年06月28日 06:27