米国で最も評判のいい企業は「グーグル」
2007年、消費者の目から見て一番評判のよい企業はグーグルという調査結果がでた。
米マーケティングリサーチ会社のハリス・インタラクティブによると、グーグルは去年まで連続トップだったジョンソン&ジョンソンを抜いてトップになったもの。
2位ジョンソン&ジョンソン、
3位インテル、
4位ジェネラルミルズ、
5位クラフト・フーズ、
6位バークシャーハサウェイ(ウォレン・バフェット氏)、
7位3M、
8位コカコーラ、
9位ホンダ、
10はマイクロソフト、
という順であった。
その他、日本関連では、トヨタ自動車が15位、ソニーが16位。iPhoneで話題になったアップルは19位だった。
【6項目で格付けし判断】
(候補選定)ハリス・インタラクティブはこの調査を1999年以来毎年行っている。調査は2段階で、まず7千人以上の人々に電話とインターネットで調査し最も評判のいい企業60社をあげてもらう。
(格付け)そして6ヵ月後、2万人以上を対象にインターネットを使って調査し、
①感情に訴えるものがある、②商品とサービス、③社会的責任、④ビジョンとリーダーシップ、⑤職場環境、⑥財政状態という6項目で60社を格付けする。
【グーグルの職場環境評価】
上位企業の広告費が巨額なのに比べ、グーグルは自らは殆んど広告費をかけていない。4年前には候補圏にも入っていなかったが、今回の調査では特に、職場環境の評判が良く、ビジョン・リーダーシップ、財政、社会的責任もそれに次いで良かった。
【高評価企業に投資したい】
消費者は、企業の評判を高めることに熱心な企業の商品をこれからも買い続け、支持し、投資すると答えている。
しかし米国企業全体の評価は高くなく、71%が「良くない」、「ひどい」と答えた。
今年の特徴としては、倒産や、運航キャンセル続出など問題が多かった航空業界が評判を落とした。反対にIT業界はいずれも評判は良かった。
(注)「評判がよい」の原文はReputable。
「感情に訴えるもの」は、エモーショナル・アピール。
最終更新:2008年06月28日 04:08