全米のDVR世帯25%に普及
 
ことし5月のニールセンの調べによると、米国におけるDVR普及は、9ヶ月前から5%上昇し、テレビ世帯の25%(約2800万世帯)に普及した。
米国のテレビ世帯は、現在1億1280万世帯と推定される。
多くのDVR所有者はハードウェアに興味を持つ人が多く、DVR世帯のうち30%が二台以上のDVRを所有しているという。
またDVR世帯は53%がケーブル契約者、40%が衛星放送契約者であった。なお、
DVR機器のひとつの機種であるTiVoだけは、2004年12月をピークに加入者が減少しており、DVR世帯の4.7%にとどまっている。


TVデジタル化準備は
一歩前進

また、ニールセンは米テレビ世帯のデジタル化移行への準備も徐々に整いつつあると発表した。
今年1月の調査では2009年2月のデジタル化移行へむけて準備ができていないテレビ世帯が10.2%あったが、今年5月段階では9.4%と若干改善された。
中でもヒスパニック層は1月の調査では17.4%の世帯が未準備であったが、5月には15.5%と準備が進んでいることがわかった。

【宣伝キャンペーン効果】
この背景には様々な要素が考えられるが、テレビ業界は、デジタル化移行の宣伝キャンペーンが功を奏していることをあげている。
夏以降、テレビ業界はさらにデジタル化の宣伝を強化していく。ケーブル業界は金額に換算すると2億ドル(214億円)にも及ぶ宣伝キャンペーンを行う予定である。
 

 

最終更新:2008年07月26日 07:01