ESPN、アクションスポーツ中心のオンライン・ネットワーク発足
ディズニー傘下のスポーツケーブルESPNが、この秋から「ESPNアクション・スポーツ・ネットワーク」をインターネットで開始すると発表した。
新ネットワークでは、EXPN.comの現在の内容をアップグレードし、スポーツ関連映画の他、オリジナル番組なども配信する。
【火付け役のESPN】
ESPNは10年以上も前から15歳から34歳までの若い男性層をターゲットに、スケートボード、サーフィン、モトクロス、スノーボードなどの競技に焦点を当てた大会「Xゲーム」(発足当時の「エクストリームゲーム」から改名)を年に二回開催し、放送してきた。この番組は近年勢いをつけ、昨年の大会では3800万人という視聴者をひきつけた。
これらのスポーツ種目は、ネットワークで放送するほど一般的ではないが、最近急激に注目されてきており、潜在視聴者数は2700万人から1億1500万人とみられる。
【他のネットワークも真似】
人気急上昇のこの分野に他のネットワークが黙っているわけがない。
今年5月に、NBCは若者向けのケーブルチャンネルのMTVと提携し、この夏から冬まで、エクストリームスポーツの「
アクション・スポーツ・ツアー」を開催し、MTVでも放送すると発表した。
【テレビとPCを同時に】
ジュピターリサーチ社の調査によると、熱心なスポーツファンは、テレビでスポーツ番組を見るのと同じぐらい、インターネットでスポーツ動画を見たりブログもやるという。ESPNはこのような層を新オンラインネットワークに弾き付けたいと期待している。
ESPNはまた、いくつかのスポーツ情報・商品サイトと提携し、クロスプロモーションやコンテンツシェアの契約を交わした。
最終更新:2008年08月09日 03:45