ペイリン候補の寸劇でSNL高視聴率
 

若者層に絶大な人気を誇るNBCの「サタデーナイトライブ」(SNL)が、9月13日に今シーズンをスタートしたが、7.4%、(シェア18%)という初回としては過去最高視聴率を得た。昨年の初回と比べて
64%も世帯数が増加した。

【ヒラリーそっくりさんも】
同番組は時の人、スキャンダルや政治風刺を取り上げて笑いとばす寸劇中心の生放送だ。この夜は同番組の元看板スターのティナ・フェイが、共和党の副大統領候補サラ・ペイリン知事に扮し、SNLの現メンバーのエイミー・ポーラーがヒラリー・クリントン上院議員に扮して登場するという5分半の寸劇で始まった。
この日は、北京五輪の金メダリスト、水泳のフェルプス選手がホストとして出演したことも高視聴率を得た要因だった。

【インターネットで大人気】
このオープニングの寸劇は、YouTubeやNBC.com,Hulu.comでも瞬時に人気となり、3日間で約500万回視聴されたという。
 ティナはペイリン知事が副大統領候補になって以来、周囲からペイリン知事に似ていると話題になり、彼女を演じられるのはティナしかいないと番組関係者から臨時出演を乞われていた。
一方、エイミーもヒラリーさんの物まねで有名になり、今年5月には突然スタジオを訪れた上院議員本人と並んで、番組を大いに盛り上げた。

【2人の続投は疑問】
しかし、今後もティナがペイリン候補に扮してSNLに出演するかどうかは未定である。彼女はNBCのコメディー番組「30ロック」のプロデューサーとして、また自身の出演で多忙を極めている。    
一方、エイミーも出産を控え、11月4日の大統領選挙以前に産休に入るため、ヒラリーさんの役柄はおそらく他のキャストにバトンタッチされるものと見られる。

34年の歴史がある同番組は、近年のハリウッド映画界を代表する人気俳優、女優を輩出していることでよく知られている。 
最終更新:2008年09月20日 05:10