米国人が米国脱出?HBOの未来仮想ドラマ
 
もし米国の金融危機がさらに本格化し、米国人が国外へ脱出するケースが増えたらどうなる?
世界のどこかに、チャイナタウンのような、米国人コミュニティーができたとしたら…。
有料ケーブルのHBOでは、このような仮想未来のドラマシリーズ「アメリカタウン」を現在開発中だ。
脚本は、HBOの人気シリーズとなった刑務所ドラマ「オズ」を書いたブラッドフォード・ウィンターズ、そしてプロデューサーは「オズ」のトム・フォンタナなどである。 
 
「アメリカタウン」は、今から25年後を描いたもので、金融危機、自然災害など、米国で生きることが困難になった米国人が、他国の大都市へ移り住むというもの。SFドラマではないが、脚本家のウィンターズは十分に米国に起こり得ることだと語る。
米国人が移民する国の候補は南米で、特にブエノスアイレスに目をつけているという。物価が安く暮らしやすく、歴史的に過去に多くの人々を世界から受け入れてきた背景があるからだという。
まずは核となるファミリーがいて、そこを中心に大きなキャストを組んでいくと語る。
 
これまで移民を受け入れ、繁栄と様々な問題を抱えてきた米国、それが逆の立場となったら、米国人は他都市でどう受け入れられるのか?
まだドラマは開発段階なので、実際にオンエアされるのは早くて来年後半となる。
 
 
 
最終更新:2008年10月04日 06:21