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修学旅行(5121) - (2007/04/05 (木) 18:23:07) のソース

-熊本修学旅行

今日は[[修学旅行]]だ。
…とは言っても、目的は視察。
旅先は九州の熊本。
絶望的な状況ながら、大きく戦況を巻き返した
かの5121小隊が活躍した土地だ。

大迫「こらこら、旅行だからって浮かれるんじゃないぞ。
さあ、船に乗る時は一列に並ぶ!」

船で、本土へ。
それから飛行機に乗り継いで熊本へ飛んだ。


-清正公像前

大迫「みんなー、揃ったか?
これから、絶望的といわれた熊本の戦況を
優勢に塗り替えた、あの有名な5121小隊
だったお二人が案内してくださる。
ほら、そこ!
キョロキョロしない。
では、案内を務めてくれる2人に来て頂こう」

加藤「どうもー、加藤 祭(かとう まつり)です。
今回ガイドを勤めさせていただきますー。
ほら、なっちゃんも!」

狩谷「わかってるよ、加藤…。
狩谷 夏樹(かりや なつき)です。
えー、同じく今回、皆さんの案内を
勤めさせていただきます。
では、早速行きましょうか。
ここが、熊本全軍の10分の1の戦力を投じて
幻獣と戦った、かの熊本城攻防戦が
繰り広げられたところです」

-熊本城全貌

加藤「で、あそこに見えてまいりましたのは、
日本三名城の一つ、熊本城です。
天正16年に肥後国の領主、加藤清正によって
築城されてんて。
築城された時には、天守の数3、櫓は49、
櫓門は18、城門は29あったらしいねんけど。
………。
…あんまキョーミないかな?」

狩谷「あの石垣を見てください。
石垣の曲線は、
上に行くほど垂直になっているでしょう。
城を攻め落としに登ってきた武者も
これでは登れまいと引き返すという意味で
「武者返し」と呼ばれています。
難攻不落の城には、
このような仕掛けがあったわけです」

-南追手門

狩谷「幻獣はここ南追手門の向こう…、
北側から攻め入りました」

加藤「これに正面を切って挑んだのがウチら
5121小隊やってんで。
しかし、こう改めて来ると
何や遠い昔の事見たいやなぁ…」

大迫「うむ。
この5121小隊の活躍で、
戦況は人類有利に傾いた。
あの戦いで城は破壊されるだろうと
誰もが思っていたそうだ。
若干破損したところもあるが、
ほぼ無傷の状態に守られた」

-熊本城 入り口

大迫「さあ、中に入ってみてみるか。
集合時間まで自由行動だぞ」

地面に敷かれた砂利を踏みしめながら天守閣に向かう。


-城内

本丸に入り、天守閣まで登る間のフロアには
色々な城にまつわる展示物があった。
天守閣からの見晴らしはよく、熊本市が一望出来た。


(※PCが参戦者の場合、追加)
狩谷「お変わりなく。
どう、そっちの様子は?」

加藤「あーん、自分がおらんようになって寂しいわぁ。
せやけど、ウチら2人はラブラブやで」

狩谷「ひっつくな、こら!
職務中だぞ」

加藤「ま、元気そうな姿見て、安心したわ。
きっと、他のみんなも自分と同じように
ヨロシクやってるんやろね」

狩谷「好物だった味のれんのアップルパイ。
親父さんに無理言って、テイクアウトしたんだ。
こいつを渡そうと思って」

加藤「どない?
ウマイやろ?
なっつかしーやろ?」

PC「ありがとう…」

加藤「ええねん、ええねん。
ウチら、いつでも心の港や!
さ、時間や。 次、行こか!」

狩谷「今夜はゆっくり話をしよう。
じゃあ、またあとで…」

かつてのクラスメイトは、笑っていた。
みんなを引率している姿を見て、
変わらないながらも
少し大人びていた様な気がした。
(※)


大迫「さぁ、名物の熊本ラーメンを食ったら明日は阿蘇だぞ」

加藤「みんなー、熊本ラーメン食ぅた事ある?
むっふっふー。
きっとクセになるわ」

こうして修学旅行一日目が終了しました。


-修学旅行二日目

市内から離れ、雄大な自然の中をバスが走り抜ける。
世界一のカルデラを誇る、阿蘇だ。
ここは、九州の中でも大激戦区だったらしい。


-草千里


大迫「おー、風が強いな。
ここは、草千里」

狩谷「この区域に一般人が入れるのは
この時期の自然休戦期だけです。
人の密集する地域ばかりに現れる幻獣ですが、
ここ阿蘇は、このように人がいなくとも
圧倒的な戦力を持って出現していました」

加藤「せやから、ここは特別警戒区域になってます」


草原に放牧された牛や馬が、草を食んでいる。
とても、激戦区である事など思えないほどののどかな風景だ。



-中岳

狩谷「あの煙を出している山が、阿蘇中岳火口。
あそこはいよいよ特別厳重警戒区域だ。
何人たりとも入る事は出来ません」

大迫「それにしても雄大な眺めじゃないか。
この阿蘇には多くの神々が住むというが
それももっともに思えるな。
熊本は、開戦当初から大型幻獣の
姿は確認されていない。
ここでは、そういう不思議な事も
うなずけてしまう土地だな」


都「さあ、麓の宿に行きましょうか。
温泉に入って、旅の疲れを癒しなさい」

生徒達が沸き立った。

夜は宴会状態で遅くまで騒ぎ通し、
帰りの旅路は、皆ほとんど眠って過ごした。






大迫「さあ、学校には着いたが、家に帰るまでが修学旅行だ。
また明日からは学校だから、気持ちを切り替えておくんだぞ。
では、解散!」

疲れ果てて家路につきました。
一日を終了します。