「へへっ。 俺さ、小さい時ハワイに行った事あるんだ。 覚えてねえけど、父ちゃんが生きてた頃に。 きっといい所だったんだよな。 俺を連れて行くぐらいだからな! だから俺は、何か似てるって事で この島もこの島の住民も守りたいってワケ! って事でまたよろしく!」 「さてさて、いっちょ幸せってヤツを 呼んできましょうかね。」 &color(blue){(何それ?)} 「元気になる呪文さ。 インチキの呪文らしいけど。 俺には効果がある。 絶対に。 人の心に影差す時には、 それと戦う奴がいるのさ。 ま、具体的には泳ぎに行く事なんだけどな」 &color(blue){(うん。呼んで来て)} 「へへ…、まかせろ。 ま、具体的には泳ぎに行く事なんだけどな。」 「いい風が吹いてるよな。 顔を上げろよ。 風の神様は、お前の顔が見たいってさ。 …いや、俺が見たいだけかも。」 戦闘開始時 「さてさて、いっちょ幸せってやつを呼んできましょうかね。 いくぜ!戦闘だ!この世にはびこる暗闇ってやつを! 俺たちが払ってやろうぜ!」 「俺、暑いの苦手だけど、夏は好きなんだよな。 そう言うとみんな笑うけど。 いいじゃんか、ねえ? ガキがガキっぽくて何が悪いんだって 俺は思うね。 だから、お前も笑って見ろよ。 そうすれば……、 少なくとも俺は上機嫌だ。 …って何顔赤くしてんだよ。 はぁ? わかんねえ奴。」 &color(blue){(首をしめる)} わかってなさそうな滝川を 締め上げました。 気絶した滝川の介抱のため、 一日が終了します。 &color(blue){(さらに顔を赤らめる)} 恥ずかしくて下を向きました。 「この地形だと人型戦車が結構使えそうだな。 歩兵は、使いにくいかも知れない。 …ま、気をつかってくれよ。 俺の命ってさ、お前次第だからな。 別にそれが不満じゃねえけど、 出来れば大事に消費させて欲しいね。」 「……。」 &color(blue){(どうしたの?/なに?)} 「ちょっと付き合え。 いいから!」 PC「わぁ!」 「俺さ、この風景好きなんだ。 へへ、綺麗だよな。 俺の心も、これぐらい綺麗になりてぇ!」 &color(blue){(話はそれだけ?/何か期待してみる)} 背中を叩かれました。 「行こうぜ」 あなたは締め上げようか迷いましたが、 並んで家に帰りました。 一日が終了します。 「この島にも愛着が湧いたのになぁ。 離れる事を考えると、ブルーだよ。 とほほ……。」 &color(blue){(私がついてるから)} 「…? はは、そりゃもう最初から織り込み済みだよ。 でも……さんきゅ。 お前が傍に居るおかげで、 きっと俺は幾つもの夜から守られている。」 &color(blue){(そうだね……)} 「……うーん。 ……………。 ま、でもお前がいなくなるわけじゃ ないからな。 それはそれで、いいか。 俺とお前がいればさ、いつかはきっと、 この島にだって戻ってこれるよ。 火星にだって行けるさ。」 空が綺麗だったな。 長く覚えていられるくらいに。 父島守備隊、生き残りの証言。 その日、あなたは滝川と二人で 戸締りをして、島を離れる事にしました。 長い坂道を降りています。 「空、綺麗だな。」 &color(blue){(上ばかり見てると/あぶない!!)} 抱き合いました。 二人「……。」 「……。 お前がいるおかげで、 俺は上ばっかり見てても よさそうだな。」 滝川は腕に力を込めた後、目をつぶり 次にはもういつもの滝川になって坂道を 歩き始めました。 「へへ。 ま、結局のところ俺のラッキーって 奴だよな。 行こうぜ!」 二人で走りました。