短い文を読んでなぜか泣いた

深夜 外には雨が降っていたかも知れない

なぜ泣いたのだろう

今朝ふと気づいた

娘の命が助かったような気持ちになっていたんだと

喉にこみ上げる嗚咽を抑えることが出来なかった

私の心も弱っている

たった三行の短い生還の挨拶だった

いつの日か誰もがこの世から去っていかなければならないけれど

生きてみる

どうしても駄目なときのために死の覚悟を胸に仕舞い込んで

まるでひと突きで命を絶つことの出来る魔法の刃 

覚悟

精霊はそれを受け入れてくれる


最終更新:2007年02月14日 19:20