Q.代替法があるから動物実験しなくていいんじゃないの?
A.全ての動物実験に代替法があるわけではありません。
 代替法がない部分は動物実験以外の方法がないのです。
 また、代替法は動物実験より手間が掛からず安価に作られているので(そうでないとキットが売れませんから)、
 確立されれば可能な部分は置き換えられていきます。

Q.動物実験では動物をわざと苦しめたりするの?
A.法律において実験を行う際にはできる限り苦痛を低減することが義務づけられています.また,各研究機関では倫理委員会が設置・運営されており、動物実験の必要性,使用数削減さらには実験動物の福祉を考慮しているか等について審査され,適切な実験のみ許可されています.またむやみな苦痛は実験に影響してしまうので
自主規制という形でも苦痛は最小限に配慮されるのが常識です。
ただし、より確実を期すため、これらとは別の監視制度の設置を求めている愛護団体もあるようです。
Q.死刑囚で実験すれば&私が代わりに為ります!
A.人体実験は倫理上大きな問題を含んでいます.また,催奇形性試験等子孫への影響を見る試験では,結果が出るのに最低15年はかかる人間では実験になりません。
さらに,人は遺伝、生活習慣など個体差が激しく,病原菌も何を持っているか判りません。
専用に飼育管理された動物でなければ正確なデータが取れません。
また、人では数が足りません。
最終更新:2006年06月10日 08:54