05年度AD3年口頭試験キーワード内検索 / 「12.ピュタゴラス音律」で検索した結果

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  • 12.ピュタゴラス音律
    ピュタゴラス音律って ? 解答1 杉井 ? 純正5度を積み重ねることだけを利用した音律である。純正5度は周波数比2 3を意味する。 この音程12個ぶんの積み重ねは、オクターブ(周波数比1 2)7個ぶんの積み重ねと僅差である。      (3/2)12 ≒ (2/1)7 仮にCを出発点として下方に3音を、上方に8音を積み重ねるとつぎの音列を得る。      Eb - Bb - F - C - G - D - A - E - B - F# - C# - G# (-D#) このとき上方の9音めのD#が下方のEbと (3/2)12 をなし、これがほぼ7オクターブに達する。 上の音列を1オクターブに収めれば、ピタゴラス音律による半音階が得られたことになる。      C - C# - D -Eb - E - F - F# - G - G# - A - Bb - B (- ...
  • 音文化講座>
    ...1.テトラコード 12.ピュタゴラス音律 13.純正律 14.平均律 15.五声(五音)・十二律 16.グレゴリオ聖歌 17.教会旋法 18.オルガヌム 19.ポリフォニー 20.モノディ 21.シンフォニア 22.コンチェルト 23.組曲 24.ルネサンスとバロック 25.古典派とロマン派 26.パレストリーナ 27.モンテヴェルディ 28.ベートーヴェン 29.シェーンベルク 30.ジョン・ケージ
  • 13.純正律
    純正律って ? 解答1 杉井 ?  和音は、周波数が単純な整数比になるときに良く調和して聞こえます。ド・ミ・ソの和音が完全に 調和するときの周波数比は4:5:6です。長調の基本3和音であるド・ミ・ソ、ファ・ラ・ド、ソ・シ・レの 周波数比がいずれも4:5:6になるように音階(長音階)を決めると、以下のようになります。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 9/8 (1.125) 5/4 (1.250) 4/3 (1.333) 3/2 (1.500) 5/3 (1.667) 15/8 (1.875) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 9/8 (1.125) 10/9 (1.111) 16...
  • 14.平均律
    平均律音階って ? 解答1 杉井 ? 平均律音階では、周波数比は指数関数で決められます。 ? ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド 基音(ド)に対する比 1 (1.000) 22/12 (1.122) 24/12 (1.260) 25/12 (1.335) 27/12 (1.498) 29/12 (1.682) 211/12 (1.888) 2 (2.000) 直下の音に対する比 - 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 22/12 (1.122) 21/12 (1.059)  現代では、ピアノやギターなどの...
  • 前の時代との違い(念のため)
    ルネサンスとそれまでとの違い  中世音楽がより厳格で暗い音調であるのに対してルネサンス音楽にはより豊かで輝きのある  よく響く性質がある。  中世音楽では一般にオクターブ、5度、4度といった完全協和音程が使われていたが、  ルネサンス音楽では3度や6度といった不完全協和音程を含む和声を土台にしたより豊かな  響きを志向する。         戻る
  • 27.モンテヴェルディ
    クラウディオ・モンテヴェルディ ルネサンス音楽からバロック音楽への転換点に立つ音楽家です。 彼は声楽の分野で多くの傑作を残し、オペラやマドリガーレ、そして宗教音楽の分野においても、その後の音楽に多大な影響を与えました。 初期バロック音楽は、モンテヴェルディによって切り開かれ、その方向を決定づけられたと言っても決して過言ではないでしょう。 モンテヴェルディの創作は、ルネサンス風のマドリガーレが出発点になっています。マドリガーレは16世紀半ば頃から17世紀初頭にかけて多数作曲されたイタリアの代表的な歌曲で、もともとは無伴奏のポリフォニー技法によって作曲されていました。けれど、言葉と音楽との一致を求め、歌詞の劇的な表現を追求していったモンテヴェルディにとって、純粋なポリフォニーの様式だけで作られる音楽は不十分なものになっていき、様々な試行錯誤の後、彼のマドリガーレはより直接的...
  • 24.ルネサンスとバロック
    ルネサンスとバロック  田上です ルネサンス音楽とバロック音楽の比較  (西洋音楽史で配られた資料です。簡潔で要を得ているらしいのでのせました)  htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 ※ムジカ・レセルヴァータ、マドリガリズム=歌詞を音楽によって強調したり表現したりすること、TAKUTUS=拍(多分) ルネサンス(1400~1600) イタリアで起こりヨーロッパ中に広がる  ルネサンスの音楽史は15世紀の初期ルネサンスと15世紀後期から17世紀初期に及ぶ盛期ルネサンスに分けられる。  初期にルネサンス時代の基礎的な音楽様式である多声宗教合唱音楽が、フランドル出身の音楽家たちの手で  形を整えられた。盛期はこの様式の普及と完成をみたのである。 前の時代との違い(念のため)  初期ルネサンス ○...
  • 52.定在波
    定在波(standing wave) 同じ周波数の進行波と反射波が重ね合って静止したような状態の波。時間項と場所項が分離している。これが弦や室等でおこると共鳴、共振となる。 →次のキーワードに進む
  • 82.ソーン
    <解答1> 児玉 [sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1[sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の場合は音圧レベル[dB]と同じ値で([phon]=[dB])、1000[Hz]以外の周波数では[phon][dB]の関係は大きく変わる。[sone]と[phon]の関係は、40[phon]=1[sone]。 →等感曲線 <解答2> (田代) phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。 こ...
  • 2.音高と音程
    五線譜ないと無理なんで、説明会でプリント配ります。 説明会に来れない人も連絡くれれば渡すんで、終わった後にでも教えてください。 吉永 →次のキーワードに進む
  • 32.強制振動
    強制振動 システムの外部からの力が働かない場合の振動を"自由振動"というが、現実的な振動システムには運動を起こすための 外力が必要である。 ここでは1つの時間的に変動する駆動力がシステムに作用しているとして、このようなシステムの外部から駆動力が作用するときの振動を"強制振動"という。 過渡応答 と 定常状態 駆動力が作用した直後の振動は素早く消えてしまい、この短い時間での運動を"過渡応答"(またはトランジェント)という。 その後の振動システムは駆動力と同じ周波数で振動すると考えられる。このような周期運動が維持されている状態を"定常状態" という。 (例) 金管楽器を吹いたときに、音の出始めが過渡応答であり、少したって安定した音が定常状態である。過渡応答のときは駆動力の影響が...
  • 42.開口端補正
    開口端補正(open end correction) 開口端の外にも媒質が存在するため、エネルギーが管の外にも伝達され、開口端で音圧がゼロにならない。管端から少し外側の点が実効的な管端となり、管の長さが見かけ上増加したようになる増加分。一般に周波数と管の半径の上昇に伴って減少する。周波数が低い、管の半径が小さい場合は以下の式から漸近値が求められる。 半径aの円形管(管の厚さは無視):0.6a 管端に無限大の板がついているとき:0.85a 有限サイズの板がついているとき:上記の間の値 →次のキーワードに進む
  • 22.コンチェルト
    ・コンチェルト(協奏曲) concerto[伊] 独奏楽器とオーケストラとが合奏する形式の楽曲。バロック時代のコンチェルト・グロッソから発展し、古典派時代にはソロ・コンチェルトの新たな形式を生み出した。その楽曲形式にもある程度の定石があり、急-暖-急の3楽章構造をとることが多く、特に第1楽章は後期バロックにおいてはリトルネッロ形式、古典派時代からはソナタ形式であった。ロマン派においても、協奏曲は独奏用に作曲され、形式的には古典派のものと格別の変化は見られないが、カデンツァは演奏者が任意に演奏する習慣から、作曲家があらかじめソノ曲固有のカデンツァを作曲することが多くなった。また近代から現代にかけてはマーラー、ショスタコーヴィチ、メシアン他によって、大オーケストラや室内オーケストラのための作品も生まれている。 バロック時代は・・・  コンチェルト・グロッソ(大協奏部)  第1楽章はリトルネッ...
  • 33.音響出力
    音響出力:音源が単位時間に放出する音のエネルギー(デシベル表示されることが多い)。 デシベル表示する際に基準として W0 = 10^(-12) [W] を用いて      PWL = 10*LOG{W/10^(-12)} [dB] というように表される。      このPWLは音響パワーレベル(sound power lebel)のことである。      PWLは各種機器、機械の発生する騒音の評価などに用いられている。      (参考) 音響理論演習2  3.2.点音源 →次のキーワードに進む
  • 72.動電形スピーカ
    動電系スピーカ…電気信号を音響信号に変換する、電気-音響変換器。ボイスコイルに電流が流れると、電磁誘導によって、振動板が駆動され、音波が放射される。 補足:マイクでもスピーカでも基本的にコイルを用いるのが動電型、コンデンサを用いるのが静電型です。 静電型はコンデンサの静電容量の変化を使うけれど、そのためにはコンデンサにあらかじめ電荷をためておく必要があり、バイアス電圧が必要になります。 →次のキーワードに進む
  • 92.音の到来方向の知覚
    <解答> (田代) 音の到来方向の知覚(音源定位)に用いられる手がかりは、音が両耳に達する時間と強度である。 ①両耳間時間差(interaural time difference ITD) 両耳への信号の到達時間差は、信号間に位相差をもたらす。 θ 顔の正面方向と音の到来方向との角度 a 人の頭の半径 c 音速 としたとき、 左右の経路差 d=asinθ+aθ より     ITD=(asinθ+aθ)/c 最小可聴角度は1°~2°であるといわれており、約20μsのずれとなる。 しかし、両耳間の最大の時間の遅れ(840μs)よりも1サイクルが短い周波数の音の場合、有効ではない。 したがって、低周波数の音について、ITDは有効な手がかりとなる。 ②両耳間音圧差(interaural level difference ILD) 頭によってで...
  • 88.協和と不協和
    <解答1> 児玉 基本周波数の整数倍の周波数であれば、だいたい協和して聞こえる。 →次のキーワードに進む <解答2>きたはら 協和と不協和  不協和、とは「音の粗さ」が積み重なってかなり耳につくようになって感じるもの。  例えばAの音と、D#の音(増4度)とを、ヴィブラートの全くないヴァイオリン(またはフル・オルガン)で、同時に演奏したと仮定しまする。  Aの3倍音は    440.00x3 = 1320.00 ヘルツとなり、  D#の2倍音は   622.25x2 = 1244.50 ヘルツとなります。  違いは75.50 ヘルツで、この二つの音に対して1秒間に75.5回のうなりが生じる。これは、かなり音の粗い状態でこのAとD#とを同時に鳴らしたときには、これ以外の倍音についても唸りによって音の粗さが生じる。これが「不協和」の感じを生ずる...
  • 21.シンフォニア
    ・シンフォニア sinfonia[伊・英・独・仏]  「シンフォニア」という用語は、時代によりその意味する内容が異なる。初期バロック時代には、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの声楽作品中における器楽曲は一般にシンフォニアと呼ばれていた。これらは通常、オーケストラで演奏される短い曲で幕開き、場面、アリアなどへの序奏のように、多くの場合導入的性格をもつものであった。一方、純粋な器楽曲でもオーケストラ組曲の第1曲(序曲に相当する)などは、シンフォニアと呼ばれることがあった。 要するに、シンフォニアは当時の、導入的性格をもつ器楽曲一般に用いられた名称の1つである。 17世紀末には、A・スカルラッティにより始めて急-暖-急という配列の3楽章形式の序曲をシンフォニアの名で書いた。その後、この形による楽曲が序曲でなく独立した曲として演奏されるようになり、マンハイム楽派のシュターミッツやカンナビヒ...
  • 28.ベートーヴェン
    ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1827)は、ドイツの作曲家。 ドイツのボンに生まれる。音楽家として最高の『楽聖』の称号が与えられている。 9つの交響曲をはじめ、管弦楽曲や、ピアノ(ベートーヴェンのころピアノは本格的に完成されてきた)を用いたピアノ協奏曲や32のピアノソナタなど、現在でも多く演奏される名曲を数多く遺している。 ベートーヴェンが1792年にウィーンに出た時期には、すでにフランス革命が勃発していた。ヨーロッパを支配していた絶対主義体制が次第に崩れ、近代的な市民社会の萌芽が生まれ、世紀後半の国民主義的な傾向へと少しずつ動き始めていた時代である。 この時期になると、音楽も一部貴族階級の独占的な芸術ではなくなり、広く市民社会層にも迎えられるようになっていた。 ベートーヴェンは宮廷や貴族(パトロン)との主...
  • 62.重畳(たたみ込み)積分
    畳み込み積分とは…線形システムの出力y(t)を、入力x(t)とインパルス応答h(t)から求める積分。 →次のキーワードに進む
  • 音情報講座>
    57.フーリエ級数とフーリエ変換 58.デルタ関数 59.線形時不変システム 60.インパルス応答 61.因果性システム 62.重畳(たたみ込み)積分 63.伝達関数 64.標本化と量子化 65.アナログ信号とディジタル信号 66.サンプリング定理 67.直線状たたみ込み 68.Z変換 69.円状たたみ込み 70.離散フーリエ変換 71.FFT 72.動電形スピーカ 73.外耳道の共鳴効果 74.中耳のインピーダンス整合 75.蝸牛の有毛細胞 76.(聴覚における)進行波説 77.聴覚抹消系の興奮パターン 78.聴神経の位相同期(または位相固定) 79.オージオグラム 80.伝音性難聴と感音性難聴 81.補充現象 82.ソーン 83.音の大きさのレベルと等感曲線 84.複合音の音の大きさ 85.(聴覚における)時間説と場所説 86....
  • 音環境講座>
    31.減衰振動 32.強制振動 33.音響出力 34.固有振動 35.共振・共鳴 36.ヘルムホルツ共鳴器 37.音響インピーダンス 38.音圧 39.粒子速度 40.音速 41.位相 42.開口端補正 43.波動方程式 44.境界条件 45.自由音場 46.拡散音場 47.平面波 48.球面波 49.音圧レベル 50.音響インテンシティ 51.残響時間 52.定在波 53.二重音源(双極子、ダイポール) 54.放射インピーダンス 55.等価騒音レベル 56.騒音レベル
  • 63.伝達関数
    伝達関数(transfer function)…インパルス応答のz変換で、システムの特性を表す。入力x(t)と出力y(t)をそれぞれz変換したものの比。 補足:「アナログ信号」での伝達関数の定義は入力x(t)と出力y(t)をそれぞれラプラス変換したものの比。ラプラス変換は僕らは工学系でありながらカリキュラム上習ってないので微妙なラインです。 ラプラス変換とz変換は従兄弟同士なのでここの伝達関数の回答としてはディジタル信号由来のz変換に関する方を答えたほうがよいと思われます。 →次のキーワードに進む
  • 74.中耳のインピーダンス整合
    音圧の変化は蝸牛内で検出しています.従って,空気から蝸牛内のリンパ液に圧を伝えなければならないわけです.しかし,気体と液体が直接接触しているような場合では,気体と液体の固有音響インピーダンスが大きく違うので,境界面で音が大部分反射してしまいます.この中耳のインピーダンス整合ってのは,気体(空気)から液体(リンパ液)に音を伝えてやる機構です.ちなみに,2つの媒質があって,その固有音響インピーダンスが等しい場合をインピーダンス整合といい,このとき音は境界で反射しません.これと同じことを中耳がやっているので,中耳の”インピーダンス整合”って言うんでしょう(きっと). そして,インピーダンス整合において,鼓膜(55mm^2)とアブミ骨底(3.2mm^2)という面積比(17 1)により音圧が25dB上昇し,またツチ骨とキヌタ骨の足の長さの比が1.3 1になっている(つまりテコの原理)ことにより音圧...
  • 40.音速
    音速 音が媒質中を伝搬するときの位相速度。 媒質によって決まる量であり、空気中ではc=331.45+0.61t (c:音速 t:温度) 水中では約1500m/s、氷中で3230m/s、鉄中で5950m/s、ガラス中で5440m/s →次のキーワードに進む
  • 12音技法
    12音技法  一つの音の繰り返しもない12の音を平等に使ってメロディーを作るがごとく並べた音列を半音ずつ変えていって12の音列を得る。  そしてその反行形(音程関係を上下逆にしたもの)を作りそこから12の音列を得る。更にそれぞれの逆から読んでいく逆行を作り、  基本音列の逆行形で12の音列を、そして反行形の逆行形で12の音列を得ることで計48の音列を作り、  それを基にしてメロディーや伴奏を作るのが12音音楽である。  一つの音楽に使われる基本となる音列は一つであり、別の音列が混ざることは原則としてない。  したがって、この12音音楽は基本となる音列が、調性に代わるものであり、またテーマとなっていく。  不安定だが緊張感のある音楽が生まれる。  そして音列で作っている限り、音楽としての統一性を自然と得られる仕組みとなっている。  略歴に戻る
  • 29.シェーンベルク
    アルノルト・シェーンベルク (1874~1951)  田上です 略歴  オーストリアの作曲家。  第一期  初期は後期ロマン主義的な作品を書いていた。  代表作 「ペレアスとメリザンド」 「浄められた夜」  第二期  調性を放棄し、無調を志向するようになっていく。さらにこの時期表現主義に強く魅かれる。  表現主義的特徴がはっきりでたこの時期の作品の中でも特に「期待」、「月に憑かれたピエロ」は、しばしば  発作的・跳躍的な音の動きをみせ、緊張感が強く、また複雑で絶え間の無い焼け付くような不協和音に  満ちている。  第三期  12音技法を開発する。  代表作 「ブラスバンドの為の変奏曲 Theme and Variations For Band」 「ピアノ・コンチェルト」  ジョン・ケージへ進む
  • 68.Z変換
    z変換(z transform) 離散時間信号およびシステムの表現・解析手段の一つ。離散時間信号に対するフーリエ変換の一般化。連続時間信号に対するラプラス変換に対応する。 離散時間信号x(n)のz変換X(z)は、zを複素数として下式で定義される。 X(z)=Σ(n=-∞→∞)[x(n)z^(-n)] 与えられたx(n)に対してX(z)が収束するzの集合を収束領域と呼ぶ。 一方、X(z)の逆変換は下式で与えられる。 x(n)=1/(2πj)・∫(C)[X(z)z^(n-1)]dz(このときの積分は経路Cの周回積分) ただし、周回積分の経路Cは、収束領域内にとったz平面状の原点を囲む反時計回りの閉曲線とする。一般には、X(z)をべき級数展開してz^(-n)の係数としてx(n)を求める方法や、X(z)を部分分数展開により単純な形の項の和として表し、既知の...
  • 56.騒音レベル
    騒音レベル 人間の聴覚に合わせて補正した評価尺度。騒音計のA特性(聴覚補正特性の種類のひとつで、低域、高域の感度を落としてある)を使って測定することから「A特性音圧レベル」ともいう。単位は「dBA」 「0dBA」が人間の耳に聞こえる最低レベル、「120dBA」を超えると聴覚としての限界。 cf.NC(Noise Criteria)値 室内騒音など一般の環境騒音を周波数特性に重点を置いて評価するために提案された曲線。使用目的に応じた室内の騒音レベルの評価や、設計の目標値として使用される。 →次のキーワードに進む
  • 50.音響インテンシティ
    音響インテンシティ 音の強さであり、音の伝播方向に垂直な単位面積を通じて単位時間に流れる音のエネルギーである。 I=1/T∫pudt  で求められ、平面波・球面波で同様に I=Pe^2/ρc^2 の値をとり、また、それ以外の場合でも、一般に I=Re[p*u]/2=Re[pu*]/2 で与えられる。 音響インテンシティは正負双方の符号を取り得(つまりは方向の要素を持つ)、これはベクトルであるといえる。 インテンシティについても音圧と同様にレベル表示されることが多く、インテンシティレベルは IL=10log10(I/Iref) [Iref≃10^(-12)] で定義される。 平面波の場合、インテンシティレベルと音圧レベルは同値である。 →次のキーワードに進む
  • 71.FFT
    FFT…離散フーリエ変換において、周期Nが2のべき乗であるときに計算機上で高速に計算ができるアルゴリズム。高速フーリエ変換(FastFourierTransform)の略。 補足1:標本点数がN点のとき、DFTに要する演算回数はN^2回の複素乗算とN(N-1)回の複素加算。でもFFTだと乗算回数が(N/2)log2(N)回ですむのだ! 例えばN=512のとき、DFTだと262,144回も乗算しなくちゃいけない。(…大変だ)けどそんなときFFTを使えばなんと、2304回で済んじゃう。(すごい!)手計算も夢じゃないぜ。 →ゼロパディング(zero padding) 解析したい信号の標本数がN^2個に届かない場合は0をサンプルに追加すればFFT使用可能になる →次のキーワードに進む
  • 23.組曲
    組曲 (釘本)  独立の小曲を連ねた、いわば多楽章の器楽曲を指す。本来は、舞曲または舞曲風の独立した複数の楽曲からなるが、舞曲ではない楽曲を含むこともある。  楽曲(楽章)の組み合わせは様々であるが、調性は全楽章にわたって統一され、楽章間にはテンポ、拍子、リズム、雰囲気の対比が認められる。ただし、19世紀以降になるともっと自由な内容の組曲も書かれている。 古典組曲 バロック時代の組曲は、舞曲を中心として組み合わせたものである。アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲を基礎とする。また、最初に前奏曲または序曲を加えたり、ジーグの前などに間奏曲や他の舞曲を挿入したものもあった。 アルマンド・・・中庸な速さの2拍子の舞曲であることが多く、8分音符あるいは16分音符のアウフタクトで開始する。 クーラント・・・3拍子系の舞曲で、しばしば3/2拍子と6/4拍子のあ...
  • 83.音の大きさのレベルと等感曲線
    <解答1> 児玉 音の大きさ[loudness]の定義は「音の強さに関する聴覚上の性質」と言われており、そのレベルを表す単位としてソーン[sone]やフォーン[phon]が用いられる。等感曲線とは、縦軸に音圧レベル[dB]、横軸に周波数[Hz](対数)をとり、1k[Hz]の純音の音圧レベル[dB]と同じ値を[phon]という単位で表し、1k[Hz]の純音と同じ大きさに聞こえるそれぞれの周波数の音圧レベルを結んで曲線で示したものである。 →図(等感曲線) →ソーン →次のキーワードに進む <解答2> (田代) 音の大きさは、音圧と周波数に依存する。 周波数が一定ならば、音圧が大きい音は音圧が小さい音よりも大きく聞こえる。 また、音圧を一定にして周波数を変えても音の大きさは変化する。 音の大きさについて、音圧と周波数の関係を図示したものが、音の...
  • 18.オルガヌム
    オルガヌム (釘本)  紀元後最初の1000年間の終わり近くにポリフォニー(多声音楽)は誕生した。13世紀中頃までに作られたさまざまな初期ポリフォニー楽曲の総称としてオルガヌムという言葉が用いられる。 平行オルガヌム・・・ポリフォニーの音楽形態についての記述の中で最も古い9世紀のもの。2つの声部が平行進行する。つまり、単旋律聖歌の旋律をもとに、その下方に4度または5度の音程でオルガヌム声部よばれる第2声部が付加される。両声部の平行関係が"終始厳格に保たれるもの"と"並進行の前後に斜進行部分があって、開始音と終止音が同音になるもの"がある。なお、この声部の一方または両方をオクターブ間隔で重複させ、3声部または4声部で歌われることもある(複合オルガヌム)。 自由オルガルム・・・11世紀になると、厳格な平行オルガヌムにかわ...
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