2ちゃん脳の恐怖

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2ちゃん脳の恐怖



2ちゃん脳は、著書『2ちゃん脳の恐怖』において提示した仮説を表した造語である。独自開発の簡易脳波計で2ちゃんねらーの脳波を測定する実験によって、2ちゃんねるが人間の脳に与える悪影響」を見出したなどと主張している。ここでいう「脳に与える悪影響」とされるものを象徴的な言葉で表現したのが2ちゃん脳である。
また、2ちゃんねるへの差別意識や偏見を持つマスコミの報道を通して広く認知されたことにより、、「2ちゃん依存症」「残虐2ちゃんによる悪影響」「現実と仮想空間の区別がつかない」「2ちゃんねるは学力を低下させ犯罪の温床となる」という主認識を持つ政治家や資本家に支持され、言論統制を呼びかける際の論拠としてしばしば引き合いに出される。



2ちゃん脳の定義



2ちゃんねるは、今や若者や子供の定番の娯楽として普及しており、熱中する者も数多い。「2ちゃん脳が蔓延している」と述べ自身が独自に開発した簡易型の脳波計で、2ちゃんをプレイしている人間の脳波を計測した結果、2ちゃんに熱中している人間の脳波にはβ波が出ない場合があると発表した。そして、この状態の脳波は簡易脳波計における認知症患者と同じだとし、脳の情動抑制や判断力などの重要な機能を司る前頭前野にダメージを受けているという説を論じている。

脳波の中でもとくにα波と β波の関係に着目し、2ちゃんが脳波に及ぼす影響を調べた。その実験結果によれば、2ちゃんねらーの脳波を計測した結果、2ちゃんねらーは2ちゃんねるを始めるとかなりの割合でゲーム中にβ 波がα波より低位になり、β/α値が低下する。すなわち、2ちゃんをすることでβ波が激減してほとんど出ないようになるという。また、普段2ちゃんねるをしていない人は2ちゃんをやめるとすぐにβ/α値が元に戻るが、一日に何時間も2ちゃんをするなど2ちゃん漬けになっている人は回復が遅く、簡易脳波計において認知症患者と同じような波形を示すという。この状態を「2ちゃん脳」と定義した。

この結果を受けて、まず2ちゃんねるを長く遊んでいる10名を対象にこの簡易脳波計で計測を行ったところ、β波がほとんど出ていない、α波やβ波が重なっているなどの結果か出た。その後、無作為に選んだ約300人を対象に脳波を調べ、各被験者のゲーム中のβ波の出力をもとに調査を行った。これらの調査においての簡易脳波計におけるβ波の有無を、2ちゃんねるの関連性を位置づけたのが2ちゃん脳としている。


定義された脳の分類


多くの標本集団に協力を受け、2ちゃんねる中の脳波の調査をもとに、脳波の傾向などを以下の4種類に分類したとしている。


ノーマル脳タイプ
2ちゃんねるにほとんど接しない人の脳波とされ、簡易脳波計上においてβ波が低下しない。前頭前野が活動しており、β波の活動が低下しないものと考えられる」としている。「この人は礼儀正しく、学業成績は普通より上位だった」としている。

ビジュアル脳タイプ
頻繁に入る視覚情報によって前頭前野を使うことなく手を動かすために、後頭部の中心にある神経回路が強固になっている状態としている。この状態について、「前頭前野の脳細胞が働く必要性が減っていくことから、β波の急激な減少が生じるものと考えられる」としている。「学業成績も普通の人が多い。成績がトップで特待生もいた」としている。

半2ちゃん脳タイプ
小学校低学年から大学生になるまでに、週に3~4回、1日に3時間以下2ちゃんねるに接している人の脳波とされる。簡易脳波計上において、2ちゃんねるの開始と同時に前頭前野の活動が低下しているとし、β波はほぼ見られなくなり、β/α値はほぼ0を示す。「後頭部中心の視覚系の回路が強固になっていると思われる」としている。脳波はα波とβ波が重なっている部分があり、高齢の認知症患者と同等の状態になるとしている。実験結果から半ゲーム脳を3つのタイプに分けており、そのなかのひとつのタイプについては「2ちゃんねる中に声をかけても、"うるさい" 程度の返事しか返ってこない。日常生活において集中性がよくなく、もの忘れも多い」を述べている。


2ちゃん脳タイプ
小学校入学前、もしくは小学校低学年から大学生になるまでに、週に3~4回、1日に2~7時間2ちゃんねるに接している人の脳波とされ、視覚が中心である2ちゃんねるにおいて画面に向かう時間が長いのが原因とした。2ちゃんねらーは、ほとんど会話をせず一日をディスプレイに向かって過ごすことが多い。前頭前野が働くのはほんの一瞬で、使い続けていない。ただ画面をみている時間のほうが圧倒的に長い。2ちゃんねるを長く続けると、視覚神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ち、前頭前野の活動低下が慢性化する。「前頭前野の脳活動が消失したといっても過言でないほど低下している」としており、「キレる人が多いと思われる」「学業成績は普通以下の人が多い。もの忘れは非常に多い。時間感覚がなく、学校も休みがち」と述べている。また、学校の授業の内容についていけず、ノートに書き写す授業では先生の話す速さについていけず、ノートに書き写せない。授業中に馬鹿騒ぎ等でみんなに迷惑を掛け、居眠りをする。言葉遣いも悪い為、先生に説教され、気に入らない人がいると、悪口を言う。 また運動が苦手な生徒が多く、体育の先生に説教される。ちゃんと授業を受けない生徒が、給食の時間になるとご飯一粒残さずに綺麗に完食するらしい。さらに、「表情が乏しく、身なりに気を遣わない。ボーッとして、認知症患者と酷似している」と述べている。



2ちゃん脳の原因と特徴


2ちゃん脳の背景について、以下のように考察している。

1. 2ちゃんねるでは視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる。
2. 2ちゃんねるを長く続けると、前頭前野の活動低下が慢性化する。
3. 2ちゃんねるなどの視覚刺激になれた人(ビジュアル脳)は2ちゃんねる脳に移行しやすい。

2ちゃん脳の原因については、テレビゲーム、コンピュータ操作、携帯電話のメール入力操作を挙げている。また、テレビやビデオについても脳への影響があるとしており、子供には長時間見せないようにとしている。2ちゃん脳型の人間になると、大脳皮質の前頭前野の活動レベルが低下し、この部位が司る意欲や情動の抑制の機能が働かなくなって、思考活動が衰えるという。これが感情の爆発、いわゆる「キレる」状態にもつながり、ひいては凶悪少年犯罪につながる、と述べている。
2ちゃん脳の特徴として「無気力(ぼーっとしている)」「笑わない」「コミュニケーション不全」「記憶力が悪い」「落ち着きがない」「集中力に欠ける」「約束を守らない」「羞恥心がない」「理性がない」「もの忘れが多い(数分前のこともすぐ忘れる)」などの事象を挙げている。

一方で、2ちゃんねるに限らず、携帯電話を頻繁に利用する若者も、ゲームと同様に前頭葉の働きが低下するという。携帯電話のメールを利用する中高生210人を調査したところ、全体の約6割に集中力の欠如や、忘れ物が多いなどの傾向を発見し、2ちゃん脳と同じか、それ以上に前頭葉の働きが低下した。前述のとおり携帯電話でも2ちゃん脳になるとしている。テレビやビデオも子供たちに悪影響を及ぼすという調査結果が出ている。調査によるとテレビやビデオを長時間見て育った子供はそうでない子供と比較した場合、倍の確率で言葉の発達が遅れている。一日にメディアに触れる総時間を2時間までとしている。

少年および若者による凶悪犯罪事件が発生し、その犯人が過去や日常において2ちゃんねるを遊んでいたと判明し、「犯行の原因が2ちゃん脳ではないか」と報じられることがある。若者のファッションの流行、マナーや言動の乱れなど、その他の行動などについても述べており、以下のような事象についても、すべて2ちゃん脳が原因で理性や羞恥心などを失っているためであると述べている。

「若い女性が電車の中で化粧をする行為 若者が電車のドア近くの床に座り込む行為 若者がお尻を半分出す行為 若者のカップルが人前で抱き合ったり、キスをしたりする行為 若者が定職に就かない ゲームの中では彼女ができるけど、現実の世界では女の子と話すことができない」

文部科学省の調べによると、近年の学力低下についても、2ちゃんねるが原因としている。女性が人前で平気で下着を見せるというようなことを指してを羞恥心の欠如も2ちゃん脳が原因であるとしている。また、「女の子が、ゲームのキャラクターの衣装で歩いていることについて、日本の将来について危機感を覚えた」と述べている。

これらのように、2ちゃんねる脳はマスコミ報道を通して広く認知され、「2ちゃんねるは犯罪の温床となる」また「学力を低下させる最大の原因」という認識を持ち「2ちゃんねるが絶対悪」であると支持され、日本PTA全国協議会推薦図書となっている。教育現場で2ちゃん脳の影響を教育し、2ちゃんねるを規制されることがある。
マスメディアの少年犯罪の報道ひきこもり問題で大きく取り上げられたPTAや教育関係者、自治体警察を中心に支持を獲得しており、文部科学省は検討会の答申で、2ちゃんねるなどを含む生活環境要因が脳にどう影響を与えるかを10年間長期追跡調査することを決定した。青少年保護育成条例の強化や、2ちゃんねるの規制を働きかける際の根拠として引き合いに掲げられる。また、テレビや新聞などのメディアも2ちゃん脳を取り上げ2ちゃんねるになじみの薄い、もしくは敵対心を抱いている中高年に多くの支持者を獲得している。

2ちゃん脳がマスメディアで取り上げられるようになって以降、主にインターネットスラングとして「○○脳」のような単語が作られる事例が散見される。ブームに乗せられやすいメディア・リテラシーの低さを嘲笑する意味合いで使用されている。


最終更新:2010年01月11日 23:30
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