原著論文
Effect of folic acid and B vitamins on risk of cardiovascular events and total mortality among women at high risk for cardiovascular disease. A randomised trial.
Albert CM, et al. JAMA, 2008 May 7;299(17):2027-2036.
論文の背景
心血管疾患(CVD)をすでにもつ患者への最近のRCTでは、心血管リスクに関するビタミンB補給の有益性は支持されなかった。観察データでは有益性は女性でより大きいかもしれないと示唆されていたが、女性は出版されたランダム化試験ではそれよりも過小評価されていた。
疑問のタイプ:予防
論文デザイン:RCT
論文のPECO
- P(patient):42才以上のアメリカ医療従事者で、すでに心血管疾患の既往があるか冠動脈の危険因子を3つ以上もつ女性5442人
- E(Exposure):毎日葉酸2.5mg+ビタミンB6 50mg+ビタミンB12 1mg 2721人
- C(Comparison):プラセボ 2721人
- O(Primary Outcome): 心筋梗塞、脳卒中、冠動脈血行再建、CVDによる死亡の複合アウトカム
論文の妥当性
- ランダム化か?:されている
- ITTか?:されている
結果(一次アウトカムについて)
介入期間は7.3年。
|
マルチビタミン群2721人 |
プラセボ群2721人 |
RR(95%CI) |
NNT(95%CI) |
| 複合アウトカム |
406人(14.9%) |
390人(14.3%) |
1.03(0.90-1.19) |
有意差なし |
| 心筋梗塞 |
65人(2.4%) |
74人(2.7%) |
0.87(0.63-1.22) |
有意差なし |
| 脳卒中 |
79人(2.9%) |
69人(2.5%) |
1.14(0.82-1.57) |
有意差なし |
| 冠動脈血行再建 |
253人(9.3%) |
255人(9.4%) |
0.99(0.83-1.17) |
有意差なし |
| 心血管死 |
96人(3.5%) |
94人(3.5%) |
1.01(0.76-1.35) |
有意差なし |
最終更新日 2008年11月20日
評価者 DK
最終更新:2008年11月20日 21:39