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心血管ハイリスク患者のイベント抑制にはACEI+サ系利尿剤よりACEI+CCB(ACCOMPLISH) 2008年12月 N Engl J Med 治療 RCT

原著論文

Benazepril plus amlodipine or hydrochlorothiazide for hypertension in high-risk patients. (ACCOMPLISH trial investigators)
Jamerson K, et al. N Engl J Med, 2008 Dec 4;359:2417-28..

論文の背景

現在の米国ガイドラインでは利尿薬を組み入れることが推奨されているが、高血圧に対する至適な薬物併用療法は確立されていない。ACE阻害剤+ジヒドロピリジン系Caブロッカーの併用療法は、ACE 阻害剤+サイアザイド系利尿剤の併用療法に比べて、心血管イベントの発生率を減らすのに有効であると仮説した。
動物実験レベルでは、ACEI+CCBの組み合わせが他の治療に比べて、動脈硬化領域の進行を遅くすることが示されていた。

疑問のタイプ:治療


論文デザイン:RCT


論文のPECO

  • P(patient):心血管イベントのハイリスクな高血圧患者11506人
        平均68才、男性60%、BMI31、平均血圧145/80
  • E(Exposure):ベナゼプリル(ACE阻害剤)+アムロジピン(Caブロッカー) 5744人
  • C(Comparison):ベナゼプリル(ACE阻害剤)+ヒドロクロチアジド(サイアザイド系利尿剤) 5762人
  • O(Primary Outcome):複合エンドポイント(心血管由来の死亡、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、狭心症での入院、突然の心停止での蘇生、冠動脈血行再建)

論文の妥当性

  • ランダム化か?:されている
  • ITTか?:されている

結果(一次アウトカムについて)

平均36ヶ月追跡した時点で、事前に定めた試験中止基準の境界を超えたため、試験を早期終了した。
用量調整後の平均血圧・・・ベナゼプリル+アムロジピン群:131.6/73.3 ベナゼプリル+ヒドロクロロチアジド群:132.5/74.4
  • 一次アウトカムの比較
ベ+ア群10146人 ベ+ク群10186人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI)
複合エンドポイント 552人(9.6%) 679人(11.8%) 0.80(0.72~0.90) 46(31~95)

補足

  • 副作用(軽症、重症ふくむ)
ベ+ア群 ベ+ク群
めまい 20.7% 25.4%
末梢浮腫 31.2% 13.4%
乾いた咳 20.5% 21.2%
血管浮腫 0.9% 0.6%
高カリウム血症 0.6% 0.6%
低カリウム血症 0.1% 0.3%
低血圧 2.5% 3.6%

最終更新日 2008.12.4
評価者 DK
最終更新:2008年12月04日 21:42
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