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高齢者の帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛予防にVZVワクチンは有効 2005年 N Engl J Med 予防 RCT

原著論文

A vaccine to prevent herpes zoster and postherpetic neuralgia in older adults.
Oxman MN, et al. N Engl J Med 2005 Jun 2;352(22):2271-84.  Pubmed

論文の背景

帯状疱疹の罹患率や重症度は年とともに上がる。帯状疱疹になる人のうち半分以上は60才以上である。帯状疱疹になった高齢者の半分は合併症をおこし、もっとも多いのが帯状疱疹後神経痛である。帯状疱疹後神経痛の頻度や重症度は年とともに上昇する。抗ウイルス療法は、帯状疱疹の重症度や期間を減らすが、帯状疱疹後神経痛への発展は予防しない。ワクチン接種が、高齢者の帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛の罹患率や重症度を下げることができるかを検証した。

疑問のタイプ 予防


論文デザインのタイプ RCT


論文のPECO

  • P(patient):60才以上の成人(水痘の既往があり、30年以上アメリカ在住の人)
  • E(Exposure):帯状疱疹ワクチン接種(小児の水痘予防ワクチンの力価14倍)
  • C(Comparison):プラセボ接種
  • O(Primary Outcome):帯状疱疹による負担(罹患率や重症度、関連痛と不快のある期間によって影響を受けた度合い)
             帯状疱疹後神経痛の罹患率(二次エンドポイント)

論文の妥当性

  • ランダム化か?:されている
  • ITTか?:されている

結果(一次アウトカムについて)

  • 一次アウトカムの比較(3.13年でのイベント発症率)
ワクチン接種群 プラセボ接種群 RR(95%CI) NNT(95%CI)
帯状疱疹による負担(点数) 2.21 5.68 0.39(0.49-0.31)
帯状疱疹の発症 3.34%(642/19247) 1.64%(315/19254) 0.49(0.42-0.56) 59(50-72)
帯状疱疹後神経痛の発症 0.42%(80/19247) 0.14%(27/19254) 0.33(0.21-0.52) 364(259-577)

補足

  • 副反応(ワクチン vs. プラセボ)
 何らかの副反応:58.1% vs. 34.4%
 何らかの重度の副反応:1.9% vs. 1.3%
 接種部位(局所)の副反応:48.3% vs. 16.6%
  • VZVワクチン(Varivax)は弱毒化生ワクチン、約150ドルする。
  • CDCは帯状疱疹の既往のある人を含めて60才以上の成人はワクチン接種することを推奨している
  • 普通の水痘ワクチンが一般集団において帯状疱疹を予防するかは不明。

  • 最終更新日 2008年9月30日

  • 評価者 DK
最終更新:2008年09月30日 21:30
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