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血管リスクの高い患者でACEIとARBは主要な腎臓イベントに同等の効果、併用は有害である(ONTARGET) 2008年8月 LANCET 治療 RCT

原著論文

Renal outcomes with telmisartan, ramipril, or both, in people at high vascular risk (the ONTARGET study): a multicentre, randomised, double-blind, controlled trial.
Lancet, 2008 Aug 16;372:547-553. PubMed

論文の背景

ARBとACEIはたんぱく尿を減らすことが知られている。両者の組み合わせは単独より効果的であるかもしれないが、腎機能の変化を比較した長期間のデータはない。動脈硬化性血管障害をもつか、末端器官障害のある糖尿病をもつ55才以上の患者に対する、ラミプリル(ACEI)とテルミサルタン(ARB)、両者の組み合わせの3群の腎臓への効果が調査された。

疑問のタイプ:治療


論文デザイン:RCT


論文のPECO

  • P(patient):動脈硬化性血管障害をもつか、末端器官障害のある糖尿病をもつ55才以上の患者25620人
  • E(Exposure):ラミプリル10mg/日 8576人
  • C(Comparison):①テルミサルタン80mg/日 8542人
          ②両者の組み合わせ 8502人
  • O(Primary Outcome):複合アウトカム(透析+血清クレアチニン値2倍+死亡)
             二次アウトカム:透析+血清クレアチニン値2倍

論文の妥当性

  • ランダム化か?:されている
  • ITTか?:されている

結果(一次アウトカムについて)

追跡期間は中央値で56ケ月。784人が低血圧症状により途中で内服を中止した。(ラミプリル149人、テルミサルタン229人、両者の組み合わせ406人)
  • 一次アウトカムの比較
ラミプリル8576人 テルミサルタン群8576人 併用群8502人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI)
複合アウトカム 13.5%(1150人) 13.4%(1147人) 1.00(0.92-1.09) 有意差なし
複合アウトカム 13.5%(1150人) 14.5%(1233人) 1.09(1.01-1.18) 92(47~~)

補足

  • 二次アウトカム(透析+血清クレアチニン値2倍)
ラミプリル8576人 テルミサルタン群8576人 併用群8502人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI)
透析+血清クレアチニン値2倍 2.03%(174人) 2.21%(189人) 1.09(0.89-1.34) 有意差なし
透析+血清クレアチニン値2倍 2.03%(174人) 2.49%(212人) 1.24(1.01-1.51) 236(115~~)

最終更新日 2008年10月15日
評価者 DK
最終更新:2008年11月21日 18:39
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