ジャマイカについて研究する際、
研究する対象の一つとなるのは、映画です。
映画を鑑賞することによって、撮影当時の
ジャマイカ国土の様子や、人々の生活の様子・意識などについて、手がかりを得ることができます。
また、ジャマイカ映画の特徴として、
アーティストが出演したり、
ジャマイカ音楽が流れていたりと、音楽と非常に密接な関係にあります。
クール・ランニング
常夏の地・ジャマイカから無謀にもボブスレーチームを組んで、88年カルガリー冬季オリンピックに参戦した男達の実話を描いたスポーツ・コメディ。幼い頃から100m走でオリンピックを目指していた主人公が選考会で転倒の巻き添えを食い、出場不可能になってしまう。それでもオリンピック出場の夢を見る彼は冬季五輪のボブスレー競技のことを知り、幼なじみのお調子者や転倒事故で同じく夢破れた2人を巻き込んで、過去に2度金メダルを取ったアメリカ人選手をコーチに招いて練習を開始するのだったが……。ボブスレーについて何にも知らない彼等がアタフタしながらも友情を深めて行く過程や資金集めに奮闘する姿など、あっけらかんとした行動が好感を呼ぶ。尚、彼等の行動を疲れた表情で見守るコーチ役を好演したJ・キャンディは本作公開直後に惜しくも亡くなった。
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クラッシュ
ミュージック・イベント「
クラッシュ」の取材のため、ストーニーはジャマイカにやって来た。そこで彼は、かつての恋人ブロッサムに再会する。彼女は今では、ギャングのボスの愛人になっていた。ストーニーはブロッサムから、イベントの売上金の強奪計画があることを知らされる。そして彼女は、その金を二人で持ち逃げしないかと誘うのだった……。
レゲエ・ミュージシャンが多数出演する、ジャマイカを舞台にしたアクション映画。
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ジャマイカ 楽園の真実
カリブの楽園として世界中から観光客が訪れる国、ジャマイカの真実の姿を赤裸々に映し出したドキュメンタリー。イギリスからの独立後、経済支援の名の下にIMF(国際通貨基金)と世界銀行から多額の融資を受けたジャマイカが陥った新たな苦境を、グローバリズムの進む世界経済の中で第三世界が抱える共通の問題として捉えていく。
美しい海と陽気な国民性、そしてレゲエ音楽発祥の地としても世界中の多くの人々が“楽園”をイメージするカリブ海に浮かぶ国、ジャマイカ。しかし、1962年にイギリスの植民地支配から独立したこの国は、現在、IMF(国際通貨基金)と世界銀行に対して多額の負債を抱え、経済的には自立とは呼べない、先進国の属国状態に陥っていた。本作は、こうしたジャマイカの影の部分を照らし出し、それを生み出す世界経済の仕組みを暴き出していく。ナレーションにはジャメイカ・キンケイドが故郷であるカリブ海の小島アンティーガについて語った『小さな場所』からの文章が用いられている。
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ハーダー・ゼイ・カム
高度経済成長期の日本なら、ロカビリー歌手を目指して、ということになろうが、そこは70年代初頭のジャマイカ。農村から首都
キングストンに上るのは、実際にも歌手のJ・クリフ演ずるレゲエ・シンガー志望の青年。親切を装う男に身ぐるみ剥がされるが、牧師に救われ、牧師の娘と恋仲になるあたりから運が向いてくる。録音スタジオに行く機会を得た彼は、頼み込んでオーディションをしてもらい、自作曲“ハーダー・ゼイ・カム”を吹き込む。歌はヒットするが、喧嘩が原因で自分は逃亡の身となる。そして・・・。
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最終更新:2007年08月12日 14:41