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画面キャプチャや挿絵については、以下の点に注意したい。
たとえば"Hello, World!!"サンプルの結果を表わすために、余白のいっぱい空いたブラウザ画面を取るべきではない。
空白部分はまったく意味のないものであるし、重要な箇所にフォーカスしたい場合にもオリジナルの図が大きいと拡大もできない。
手順解説を主眼に置いた記事(特に書籍)は除く。
誌面が限られた雑誌などでは、キャプチャは必要最小限のものに留めるのが望ましい。
たとえば、操作前後で表示が変化するサンプルの結果を表すのに、必ずしも前後のキャプチャが必要かどうか。
操作後のキャプチャだけで十分にその内容を表現できる場合には、前後のキャプチャを見せる必要はない。
Web記事でも同様。必要なキャプチャを無理に削減する必要はないが、必要以上に多いキャプチャはかえって文章をぶつ切りにし、読みにくくする恐れがある。
挿絵(PPT)は、ほとんどの出版社でデザイナによってリライトされた上で使用される。
よって、素人の我われが妙に細かい見栄えにまで拘る必要はない、とにかく正確に何を表わしたいのか伝えること。
極論、○と□だけの図でも良いのだ。
特定のイメージを表したい場合も、「~のようなイメージで」と言葉で補足すれば良い。
難しい曲線を描くために、あるいは、イメージにマッチした図を探すために時間を費やすのはあまりに勿体ない。
もし面倒くさいならば、PPTではなく手書きのものを提出しても構わない(ただし、書き直しが発生した場合に修正がききにくい、図が汚い場合にそれはそれで誤解の元となる、などから、個人的には推奨しない)。
これは意外とやりがちなので注意。
たとえば、私が経験のあるのは、歯車の図を表わすために、Office内のクリップアートを使用した――しかし、その中に人間の影が描かれていたのだ。
そのときはまったく気にしていなかったのだが、リライトされた挿絵を見ると、歯車と人間の影まで正確に再現されているではないか!
デザイナは多くの場合、図の内容にまでは理解が及んでいない。
そこに書かれた内容がなにも考えずにそのまま再現されてしまうことも多々ある。
クリップアートを使用しているときには、なるべく本論とは関係ない物体が含まれていないシンプルな図を使用するべきだ。