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原稿中の間違いをなくすために。
URLは手打ちせず、いったんブラウザ上でアクセスした上で、アドレス欄から直接コピペしよう。意外とURLのtypoは多い。
本当は当たり前の話であるのだが、特に簡単なサンプルだったりすると、原稿に手を入れて、サンプルにもこれを反映させた後、検証が行われていないということがよくあるようだ(特に著者校正など最終段階になってくると、作業もバタバタしてくるので要注意)。
しかし、サンプルはひと文字でも修正したら、検証が必須。
かつての失敗談。
web.xml(JSP)にコメントを追加した後、検証せずにそのままでいたら、サンプル全体が動かなくなり、慌てたことが。原因は文字コードの間違いでweb.xmlが認識されなくなり、アプリそのものが起動しなくなったことにあった。コメントだから動作に関係ないよ、と気軽に無検証で修正したことによる失敗だった。
できれば監修&編集以外に、最低ひとりは査読者をお願いするのが好ましい。まったくの別視点で見てもらうことで思ってもいなかった間違いが発見できることもあるし、そもそも原稿のブラッシュアップにもつながる。
査読者は必ずしもその技術に詳しい人間である必要はないし、ましてや編集経験がある必要もない。むしろできるだけ想定読者に近い(たとえば入門書であれば、まったくの初学者)ことが望ましい。
書いた記憶が残っているうちに読み返しても、なかなか間違いや原稿の問題点は出てきにくい。締切が迫っているとなかなか難しいのだが、推敲は執筆から少しでも時間を置いてから行うのが望ましい。