とりあえず、何かにとりかかろう
何をしたいか分からないときは、往々にして、自分を見失っています。とりあえず、何か行動をとることで、失っていた自分を取り戻せることが多いはずです。
例えば、テレビをつけてみましょう。テレビは、視聴者を引きつけるように番組を作っていますから、1つぐらいは興味の持てるチャンネルがあるでしょう。もしどの番組にも興味を引かれなかった場合、録画しておいた番組を見る、音楽を聴くなどの行動に移ればいいのです。何をしたいか分からない状態から、即座に録画した番組を見ることは労力が入りますが、間にテレビをつけるという、簡単な一歩を踏み出すことで、少しずつ自分が何がしたいか分かります。
他にも、拭き掃除をはじめる、コンビニに行く、など、とりかかりやすいものは、人それぞれにあります。
何をしたいかつきつめることは危険
自分は何をしたいのかは、つきつめても答えは出ません。自分の持つ欲求や欲望も、つきつめると必要ないように思われるときがあります。例えば、何をしたいか、自分に問いかける中で、お菓子を食べるという発想が浮かんだ場合、同時に、お菓子を食べることに意味はあるのか、お菓子を食べても心は満たされないのではないか、など、反対の思いがわき上がることがあります。この
ループに入ると、お菓子を食べたいという欲求自体を
ネガティブにとらえたり、食べる意味がない、
生きる意味がないといった方向に思考が陥ってしまう場合があります。このような本質への問いかけは、答えがないので危険です。
最終更新:2009年12月04日 21:13