賢者クオリティ

愚者「船が出ねぇ?」
冷血「む、何かあったらしいな」
懦夫「今坊やが様子を聞きに.あ、戻ってきた」
従者「どうもあの橋が落ちたそうです..」
愚者/冷血/懦夫「なにい?」
冷血「む、正に瓢箪から駒だな」

従者「とにかく橋の残骸とかが流れて危険なので、この辺りの客船は全部出航見合わせで。
漁師なんかの地元の船は皆残骸対策や様子観るので出払ってますし」
愚者「落ちたって..そりゃ古そうな造りだったが..まぁあれだけのモンが崩れるんだ、...しかしなぁ
ありゃそう簡単に崩れるもんじゃ...」
懦夫「..誰かが破壊したって事でしょうか?もしそうなら..不味く無いですか?」
愚者「ううん俺達が橋に向かうってのを印象付けたのが裏目に出るか...」
冷血「追手が破壊したのでは無いのか」
懦夫「それは無いでしょう、普通は...追手から逃げるために道を断った..と考えるでしょうね」
愚者「当然犯人は俺達.ってことに成るのか。あー面倒くせなぁ、なんでこぉ次から次ぎと面倒ばっか」
従者「じゃぁこの札貼っといたままの方が良かったですかねぇ?(笑」

愚者「んなもん、壊した奴には関係ね...っておい!ワン公!なんだその札!」
従者「何って..スリムさんに言われて書いた札じゃないですか、『渡るべからず』...」
愚者「んな事聞いてねぇ!その字書いた札はどっから持ってきたんだよ!」
従者「えっ?あの時その辺に落ちてたの拾ったんですけど?」
愚者「見せてみみろ!あー...これ俺の符じゃねえか!」
従者「え?だって白紙ですよ?」
愚者「これは裏書きって,..まぁ知らないのはしょうがないか..あーあ虎の子使いやがって」
従者「そんなの..分らないですよ..」

懦夫「では橋が落ちたのはその札の所為ですか」
愚者「...そうさ、このワン公が「渡るべからず」って書いたからそれを実行したんだよ」
冷血「しかし小僧は貼ったのを剥がしてきたのであろう?」
愚者「だから虎の子つったろう!多分この符を貼った跡に誰か魔力の有る者が触ったんだろうな..
裏書きってのはそういうモンなんだよ、式を対象物に転写してトリガーが来るまで待つんだ」
冷血「それでは魔力から後を辿られる心配は無いのか...えらく便利な物だな」
懦夫「まぁ..分かったからって事態は変わりませんからねぇ..」
冷血「で、どうする」
愚者「そりゃとっとトンズラするさ、そういやチビスケ何処に行ったんだよ?」
従者「おやつを買いにその辺を..」
冷血「しかし船に乗れないとなるとまたゴネないか」
懦夫「うーん..楽しみにしてましたからねぇ..船が出るまで滞在しますか?」
愚者「あー面倒くせぇなぁ!」
従者「とにかく、ええとー...探してきます!」

娘「むー!むむぬむぬん?」
従者「そうです橋が落ちたので残骸が流れてくるそうです」
娘「むーー!むむぬむにゅっぬむんむーー!」
従者「出ないのは仕方ないじゃないですかー..つか、またどんぐり飴ですか」
娘「む、むっむぬむむぬー♪」
従者「3つもよく入りますねぇ、咽に詰めないでくださいよ..」
娘「むむっむむー♪」
従者「はぁしかし困ったですねぇ」
男「おおこれは賢者殿ではりませぬか!」
娘「むんむ?」
従者「あ、あの時>>157の」
男「いや先日は失礼つかまつった、某、身の程も弁えずにあの様な..おっと失礼、賢者殿は
無言行の最中でありまするか」
娘「む」
従者(そういや『旅の行者』とかスリムさんが言ってたな..)「行者様も足留めですか」
男「船ですか、難儀いたしますな。しかし某、この先に漁師に知り合いがおりまして..」
従者「KWSK」

新ジャンル「渡りに船」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年08月24日 01:15
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。