イヴは蛇にそそのかされ、禁忌のりんごを食べてしまった
アダムはイヴに勧められるまま、同じようにそれを口にしてしまう
そこを神が見つけられた
驚いたアダムは食べていたりんごをのどにつかえさせ、いわゆるのど仏をつくった
神に見つかった2人は全裸でいることに羞恥を感じ、近くの樹々の葉で局所を隠した
それがまずかった。神はピンときた
こいつら、禁忌のりんごを食いやがった・と
純粋なままでいれば良かったものを
落胆と絶望、そこからわきあがる神にしては短絡的な感情
怒った神は2人を楽園から追放することを決意した
「だが、追放の前にお前らに罰を与えやろう」
アダムやイヴは今までに無い表情を見せる神を恐れ、逃げ出そうとした
それが神にとって、また腹立たしいことだった
それは今でいう娘が私のと親父のパンツを一緒に洗わないでって言ったじゃない・という台詞を当の本人の目の前で言われた心情に違いない
逃げ切れないと思ったかイヴはアダムを突き飛ばした
知恵のついたアダムは思ったに違いない
「女ってなんて身勝手なんだろう」と
アダムが神に捕まった
神はアダムを上から押さえつけ、自らのものを突きつけた
「仕置きじゃ。串刺しにしてくれる」
神はものをアダムの腰に突き刺した
「アッー!」
アダムの腰が真っ二つに裂け、その真ん中に穴が開いた
「これからお前の体からは一生、そこから望みもしない不浄なものを出し続けることになるだろう」
りんごを食べるまで必要のなかったもの、これが尻と尻穴の誕生に違いない
神はアダムを置いて逃げたイヴを探した
イヴは目の前で、何故か興奮していた
「なんたることだ。今ほどの私とアダムを見て、そうなったのか」
神も嘆く腐女子の誕生はこの時に違いない
「お前はアダムを置いて逃げた。それ以上の罰を与えねばならん」
尻を押さえるアダムを見ていたイヴだが、神の声で我に返った
必死で逃げるがついに捕まってしまう
「一度では足らん。二度刺してやる」
「らめぇっ」
神のものがイヴの腰に深々と二度刺さる
ひとつはアダムと同じように二つに裂けた尻と尻穴
もうひとつ、尻穴とは違うくぱぁと閉じ開きする妙な穴
「人を蹴落とし、自らだけ助かろうとする裏切りの行為は何よりも重い」
一気に開けられた2つの穴の、その衝撃にハァハァとイヴはあえぐ
そこに尻穴誕生の衝撃から立ち直ったアダムが現れた
イヴの2つ目の穴を見て、その目を血走らせている
様子がおかしい、どうしたことか
「裏切りの代償だ。お前はこれから何度も私にされたことを裏切ったものにされ続けるのだ」
意味のわからなかったイヴもその意味をすぐに知る
異常な興奮をしているアダムがイヴにのしかかり、二つ目の穴に神のものとそっくりなものを突き刺したのだ
アダムは何度も何度も突き刺して、その度にイヴは狂ったように叫んだ
「それだけではない。お前にはもう少し罰を与えねばならん」
神の言葉に反応するように、アダムの興奮した声の質が変わった
それからアダムはイヴのなかに熱い何かを迸らせ、ぶちまけた
イヴはその違った衝撃に、背を弓のようにのけぞらせ・果てた
「お前にはこれから一方的に子を為し、宿す役割も与えよう。子を産む時にまた痛み、苦しむといい」
イヴは理不尽だと息絶え絶えに訴えた
「アダムにはそれらが出来ぬようにした。裏切ったお前がいなければ子を為せぬように、裏切ったお前を守り続けねばならぬ」
アダムという男とイヴという女はどんなに嫌なものであっても、根本的には拒絶しあえない間柄にされてしまった
「時が経てば間柄や行為、何かが変わることもあろうが、もはや楽園から追放したお前らなど私の知ることではない」
神はアダムとイヴを完全に見捨て、そこに何が起きようと助けず・罰も与えないことに決めた
こうして神はいても、いなくてもどちらでも同じ存在となる
祈ってもそれが神に届いて叶ったのか・天罰が下ったのかも、信じるもの次第という答えの出ない曖昧なものとなったのだった
新ジャンル「最初は人を呪わば穴二つと墓穴とおケツとアッー!ネタを交えたものを書きたかったんだけどなんだかよくわからない創世神話を侮辱したあらゆるものの初や起源を書いてみた」
最終更新:2007年09月15日 16:50