新ジャンル「猫で豹変/実は女の子」

「ギィッ!」
襲いかかるモンスターを槍で一挙に貫く
来る日も来る日も闘いに明け暮れそれでも思い出す故郷
…―母さんは無事なのか?あのクソ野郎はまだ生きてやがるのか?
「クソ親父め…」
思い出しただけで腹が立つ…散々母さんを好きなようにしやがった癖に簡単に捨てやがった
挙句母さんとアイツの子である俺がいると、アイツの本当の息子が安心して王位を継げねぇんだと
「金ならいくらでもやる、だから国外で暮らしてくれ」
それが、親父と俺の最初で最後の会話だった…
当然拒否したさ、王位のためじゃない…母さんの為に
母さんは元気なのかな…
俺が国を出たのは1年ほど前、寝てる間に親父の配下に多少の金、『貴女が勇者です』って置き手紙と共に船に乗せられ…
気が付けばそこは見ず知らずの土地、頼れるのは自分のみで―…
勇者をしているのは、人に物を尋ねやすくなるから…私の目的、それは―…
「にゃ…」
「にゃにゃ…」
「にゃんこだっー!!!」
あぁ、もう猫ってなんでこう可愛すぎるんだろ、この可愛さってもはや犯罪だよ、うん
あぁ…ふさふさだよぉ…可愛いよぉ
ピンと立った尻尾、クルックルな目
ふさふさの毛並に、甘えてくる仕草…完璧だよぉ…
「今日は俺の布団で一緒に寝よーな?」
待ってろよー、ジャック、マリア、アイリーお母さん今帰るからなー

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最終更新:2007年09月15日 17:15
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