女「♪~」
カシャ
男「お前なぁ、いくら携帯新調したからって…」
女「……カワイイ」
男「そんな撮りまくって…」
女友1「おはよー!たからちゃん、黒瀧君」
女友2「おはよう」
男「おう、吉野に月ヶ瀬」
女「……(ニコ)」
男「吉野、今日は橿原先輩はどうしたんだ?」
女友1「あ、検査で…病院に行って…」
男「そうかぁ、あの人も大変だなぁ」
女友1「…////」
女友2「あ、あ、あの、たからちゃん何撮ってるの?」
女「………ネコ」
女友2「ネコ?……どこに?」
女「………………ココ」
女友1「どこ…?いないよ?」
女「………………ミル?」
男「あーあー見ないほうがいいぞ」
女友1「なんで?うん見せて…ん、白い猫…ピンボケ?」
女友2「ちょ…さくらちゃん…これって…」
女「…………………クロネコ」
女友1「黒?だってこれ…」
女友2「…だから…さくらちゃん…」
男「…なぁ、たから、その猫何時のだ?」
女「………………センゲツ」
女友1「先月?って、これ…」
女友2「…だから…」
女友1「え?え?これって…」
女友2「……」(コクコク)
男「まぁ…そういうこった…」
女友1「(ヒーーーーーーーー)」声にならない悲鳴
女「……カワイイ」
女友2「あ、あの急用思いだしたから!」
女友1「そ、そうね、わたしたち先行くね!じゃぁ!」
トタタタタタタタ
カシャ
男「あいつら撮ってどうすんだよ…ん?なんでこいつダブって写ってるんだ?
つかこれ誰だ?…」
女「……………………………………フタリイル」
男「はぁー」
友「なんだ一真、ため息なんかついて」
男「ああ、渉か…いやウチの部長にもーまいっちゃって」
友「あの噂の部長さんか?何言いやがる、あんな美人に何が参るってんだよ。ああそうか、
メロメロに参ってますってぇのかこのヤロー!(w」
男「そんなんじゃ無いよ…まぁ確かに美人…では有るけど…」
友「だろ?あの人ハーフだろ?色も白いしなぁ、背も高いし、」
男「うーん」
友「お前とこのクラブって、ほとんど幽霊部員なんだろ?あの部長さんと二人きりなんだろ?
いいよなぁ、うらやましいぜ」
男「君には天川さんが居るじゃないか付き合ってるんだろ?」
友「ありゃーお前、腐れ縁ってやつさ、お前あんな無愛想なチビがいいのか?」
カタ...
男「チビって…小さくて可愛いじゃないか天川さんて、大人しそうだし…なんて言うか大和撫子って言うか」
友「大人しいていうか無口なだけだぜ?ああみえても凶暴でな、怒ると手ぇつけられないんだよ、それに
胸無ぇしなー」
カタカタカタ...
友「その点あの部長さんなんか胸もこぉバイーンて有るしなぁ、お前二人っきりでなんとも思わなのか?
あの胸の谷間に顔を埋めたいとか思わんか?たまんねぇよなぁ、あの胸」
カタカタカタ...カタカタ..カタカタ
男「胸て..何だ?地震?」
友「地震?」
カタカタカタカタカタガタガタガタ
友(ゾワ)「まさか…」
男「おかしいよ、これ、窓は揺れてるのに外の電線は揺れて無い…あ、天川さん、何時の間に」
ガタガタガタガタガタガタ
友「た、たから?(裏声)ゲフンゲフンあ、あー、そうそう!天川と待ち合わせしてたんだよ!な、たから。」
女「…ン」
タカタカタカタカタ...
友「じゃぁな、一真。さ、行こうぜたから」
カタカタカタ...
男「あ、止まった」
廊下
男「怒ってるのか?」
女「…ン」(プイッ)
男「ってなぁ、なんでそんなに怒って…聞いてた?」
女「ン」(コクリ)
男「あ、あれはだなぁ、ほら田原本が元気なかったから発破かけてたんじゃねぇか」
女「…ンッ」(ジロリ)
カタカタカタ...
男「えー…ありゃお前そう言わなきゃあれだよ、こぉレトリックて奴でだなぁ…その
わかった、悪かった、ご免!」
女「ンンッ!」
カタカタカタ...カタカタガタッ
男「そう言うなよ…悪かったて言ってるじゃんかよ、あーしょうがねぇなぁ。
ハイハイ、何すりゃ機嫌直してくれるんだよ」
女「…ン」
カタン
男「え?…お前、ここでか?」
女「ンンッ」
カタガタッ
男「あーもう、言いだした聞かないからなぁ、ったくしょうがねぇなぁ…」
チュ
女「ん」
男「ん」
チュパ
女「んん」
カタカタカタ...
男「ん…」
チュプ
女「んー♪ん、んんあふ」
カタカタカタ...
男「んんん…んあ」
ジュプン
女「ん…んふぅ♪」
カタカタカタ...カタカタガタッ
ドガッシャーン!
『キャーッ!』
『ナニ!何が!』
『地震が?』
『急に窓がぁ!』
『おい!廊下の窓全部かよ!』
『この階だけだぜ?
『怪我はないかー!』
『皆、窓から離れなさい!!」
男「お前なぁ…」
女「…ゴメンナサイ…」
新ジャンル:無口オカルト#3「ポルターガイストデレ」
最終更新:2007年11月27日 21:07