「ねぇ、姉さん」
「何かな弟くん」
朝早くにコンニチハ。
僕たちは今、学びの園たる学校への道のりを歩いている最中です。
隣を歩くのは僕の双子の姉で――
「偉大なるお姉様、とお呼びさいっ☆」
「地の文にセリフをかぶせるなあぁぁ!」
こんな姉をもつ全国の弟さん。是非とも僕に御一報を。
苦労を分かち合いましょう。
まあ、それはともかく。
「前々から聞きたかったのだけれども」
「何々っ? なんでも聞いてっ(はぁと) 何だったらスリーサイズも言っちゃうよ?」
「そんな事まで言わんでよろしいっ!!」
「え~~」
誰かこの姉を止めてください。
「いつでも教えてあげるのにぃ~……」
「――ともかくっ! なんでいつもその格好なのさ」
「良いじゃない別に。私服で登校してもオッケーなんだから☆」
「それをかんがみてもオカシイよ!?」
「かわいいは、正義!! なのさっ」
「いやいやオカシイでしょありえないでしょその格好は……」
「似合えばなんでも良いのよ★」
「……何で毎日巫女服なのさ」
最終更新:2007年11月27日 21:55