男(………)コソコソ
男(…………)キョロキョロ
男「……………よし」
女「……なにがよし、なのかな?」
男「うわぁぁ!!お、おおお女!!?」
女「失敬なヤツだな。人の顔を見てそこまで大声を出すことはなかろうに」
男「あ、う………」
女「くっく、そのうろたえよう。まるで放課後の教室、想い人の縦笛を舐めているのを
見られて、しかし糾弾せずに出て行ったクラスメイトに朝出会ってしまったようだな?」
男「う………」
女「おやどうした男。顔色が悪いぞ?具合が悪いのなら保健室まで付き合おうじゃないか。
そら、肩を貸してやる。手を回すがいい」
男「あ、ちょ……む、胸が」
女「うん?どうした男。まさか私の肩では不満か?それは…… 残 念 だ な 」
男「い、いや!保健室までお願いします!!」
女「くっく、そうだ。言い忘れていたよ。男、 お は よ う 」
男「オハヨウゴザイマス……」
女「♪」
最終更新:2008年02月11日 00:29