新ジャンル「気弱番長」

女「えへへ♪」
男「そんなに三段アイス、食べたかったの?」
女「はい!さんだ~んアイスゥゥるるチョコミントバニラ黒胡麻~~~♪」
男「(黒胡麻が浮いてる…)あれ、女さん。ほっぺにアイスが」
女「ほえ?」
男「待って、動かないで。取ってあげるから」
ふきふき………
男「うん、綺麗になった」
女「………あ、ありがとうございます」タタタ
男「?」
ヒュンヒュンヒュン……ゴッ!!
男「がはぁッ!!どこからともなく金属バットがッ!?」
不良「テェメェェェェェェ男コラ死にてェのかボケがぁぁぁぁ」
男「いてて………あ、子分さんだ。ぉつかれさまーす」
不良「アイサツなんかどーでもいーんだよオイコラァ!てめ、何番長のナイスパス華麗にスルーしてんだコルァ。急にパスが来たからかコルァ」
男「は?」
不良「番長のほっぺにアイスついてたらチューでとってねって合図にきまってんだろノータリンがぁ!!」
男「あ、そうだったの?ていうか、見てたの!?」
不良「ったりめーだろマジ死ねやボケェ!てめ、番長に指一本触れてみろ一生その指洗わせねぇからな」
男「でも、さっきはチューしろって」
不良「至極当然だろ死んで輪廻回ってもう一回番長と出会えコラァ!!もし番長に恥かかしたらどうなるかわかってんだろうな。
   ドタマかち割って記憶喪失にして番長が一生テメェを看病すんぞコラ」
男(なんだかんだで女さんを慕ってるんだなぁ)

女「なにしてんだお前!!男くんに絡んでんじゃねェよ輪切りにして額縁に入れてオークションにかけっぞゴルァ!!
  ……って、なんだ。不良じゃない。あ、また男くんにちょっかい出してたんでしょ!ダメだってゆったじゃん!!」
不良「すんません番長!コイツがあまりにも不甲斐ねぇもんでつい」
女「それがお邪魔虫だっていうの!せっかく二人っきりだったのに。今度何かしたら、
  ……干潮の九十九里浜に埋めるから。首だけ出して、縦に」
不良「マジ勘弁してください!!潮がぁ!潮が段々満ちてくるのに身体が動かねェよぉぉぉぉ!!」ダッ!

女「さて。邪魔者は追っ払ったし、行こっか、男くん」
男「は、はぁ……」
女「えへ、腕組みぃ♪」
男(………敵わないなぁ、この人には。色んな意味で)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年07月26日 22:00
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。