饒舌な彼女

「ん…ん…」
ぷっぷっじゅっじゅっじゅるっ…ぷっじゅじゅっ
少女の頭が上下する。
胸が、腰が、うねる。
「ふぅうう」
少女が頭を振ると含んだ亀頭の形に頬が膨らむ。
ぶじゅ、ふうう
そのまま味わう様に舌を転がす。
そして頭を戻すとぺこんと頬をへこませ、肉棒全体を吸い上げる。
ぷっじゅじゅ
「んふぅ…」
じゅっじゅっじゅるっじゅっじゅっじゅっ
つぷ、ちゅる
「あん…」
勢い余り、唇からちゅるんと亀頭が出る。

「ふふっ…」
てらてらした亀頭を一瞥すると少女は根元を愛しいそうにやさしく掴む。
ちゅっちゅっちゅぴっ
鈴口をちろりと舐め、カリに舌の先端を這わせ、軸に口付けしながら唾液を吸い取って行く。
唇が根元に達すると今度は精一杯舌を出し、根元から裏筋をべろりと舐め上げる。
そして先端に唇がかかると

「あむ」

と、また口に含む。
ぷっぷっじゅっじゅっじゅるっ…ぷっじゅじゅ
「ん…ん…」
ぷっじゅじゅ
「んふぅ…」
じゅっじゅっじゅるっ
再び少女の頭が上下し始める。
一時として休むこと無く舌が動く。

『あーあ」
下半身に鈍い疼きを感じながら少年は天上を見上げていた。
『結局こうなっちゃうんだよなー』

見知らぬ天井、見知らぬ部屋、そして他人のベッド
その上で少年は少女の奉仕を受けている。

この部屋の主が同じ家に居ると言うのに。

普段はいつも何を考えてるか分らない、無口で、表情に乏しい少女である。
だが、今少女は蕩ける様な表情を浮かべ、一心に少年の一物を弄んでいる。
彼等を知る者達は、少女がこんな表情を浮かべるなど想像した事も無いだろう。
上下する頭に合わせてうねうねと身体をくねらせるその姿は、まるで全身でその感情を表し、
少年にその感情をぶつけている様だ。

なんだろう、なんか何かに似ている気がする…
少年は少女の背中を見つめ思う。
全身で己の感情を表現する…ああそうだ、と少年は思い当たる
『ペロだ』
昔飼ってた犬を思い出した、少年が帰ってきたら一目散に駆けて来て飛びついたものだ。

『愛しい愛しい、御主人様!好き、好き!ごはん好き!ちょうだいちょうだい、ごはんちょうだい!』
『こいつもしっぽがあったらさぞかし激しく振ってるじゃないんだろうか』
たしかにこうして身体に取り付いて舌を這わせてい要る様は犬のおねだりに見えない事もない。
そんな感じで顏をなめられ、ちぎれんばかりに尻尾を振ってたものだ。
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
あいつも舐めてばかりだったな、だからそんな名前を付けたんだけど。

もっともこいつが舐めてるのは顔じゃなくて-

『愛しい愛しい、おちんちん!好き、好き、大好き!ちょうだいちょうだい、おちんちんちょうだい!』

「ぷっ」
そんな少女を想像するとおもわす吹き出してしまった。
次ぎの瞬間
「んぁっ」
いきなり乳首を剃り潰され少年は声をあげた。
視線を少女の顏に戻すと彼女は上目づかいでこっちを見ていた。
「んんっ」
と眉間に皺をよせ、責める様な表情で少年の乳首を摘む。
「ちょっ、おまっあうっ」
強く絞摘まれたのと、自分の妄想に後ろめたさを感じ思わず声をあげる。
「ん」
口に含んだまま少女眉をひそめる、目は笑っているが、言いたい事は分る。
『こら、集中しなさいよ』
「わぁってるよ…」
少女の髪の中に指をいれ子犬にする様に頭を撫でてやる。
「んふふっ♪」
嬉しそうに目を細めると少女は又作業に集中しはじめた
…やっぱり子犬じゃねぇか
と少年は心で苦笑した。

ぷっじゅじゅ
「んふぅ…」
じゅっじゅっじゅるっ
つぷ、ちゅる
「ふうぅ…」
今度は顏を横にすると陰茎の横から計る様にくわえて唇を上下させる。
るりるりと舌が円を描いて陰茎を舐め上げていく。
そしておいて少女の片手がスカートをめくり上げる、うねる背中の向こうにちらりとボーダー柄の
ショーツが見えた。
お尻の後ろにパンダのプリントがある、尤も少年にはたぬきに見えたのだが。
『こいつ…こうなるの分かって穿いてきたな…』
だが彼がその『たぬきが可愛い』と言った日から、それは少女のお気に入りのショーツになった。

少女の手がショーツの尾てい骨あたりをむんずと掴む。
そのままぎゅっと持ち上げると、布が引っ張られぷりんと白い尻ぺたが露わになった。
だだでさえ肌白い少女なのだ、その上そこは透ける様に白い。
「んはぁ」
背を仰け反らせてた少女の腰が降りる、ショーツが白い双丘の谷間に食い込む。
「ふ、ふ、」
二度三度、と腰が下ろされその度に布が細く絞られていく、件のパンダもすっかり谷間の中である。
「んふぅー」
そうやって自ら食い込ませながら自らの敏感な処を刺激させる。
布が食い込みきると、手は尻から前へと廻る、僅かに聞こえる衣擦れの音でアソコを弄っているのが
分る。

「はぁ…あうん」
さっきとは違ってゆっくりと腰が前後に揺れる。
『パンダもえらいヤツに気に入れらえたよなー、毎回のケツの中だもんなー』
揺れ動く白い肌をみながら少年は又懲りずに気を散らせていた、いや実はこうして気を散らせないと
たちまち追い詰められそうなのだが。
と、
突然股間から鈍い、むずむずした感覚が少年の背中から這い上がった。
何時の間にか少女の舌が少年の陰嚢の皺を延ばすかの様にはい廻っている。
「んあぁ」
敏感な部分を熱くざらりとした先端が内腑を刺激する感覚に少年は思わず声をあげた。
こそばゆいようなもどかしい、じらす様な感覚に思わずシーツを掴み、腰が動く。
「あふふん」
少年が追い詰められる様子に満足したかのように少女は目を細める。
『なんでそんなに舌が動きまくるんだよ…』
日頃の動かないっぷりはこの時のために体力を温存してんか。
そんな少年の突っ込みもしらず少女の手はショーツをくるんと捲り下げていた。

「うふふ~♪」
少女はいそいそと少年の脚に残ったボクサーブリーフとズボンを脚から抜き取っていく。
ぎしっっとベッドを軋ませ、少女は片足をショーツから抜きつつを四つん這いで少年の方に前進する。
「ん…」
少年の視界が少女の紅に染まって蕩けた表情で埋まる。
ちゅっ
軽く口づけ
ちゅっちゅっちゅぷ
お互いの唇を啄みあう。
「んん…」
その間に少女の手は少年の怒帳を自らの中心に導き…
「んふふぅ」
身体を起こすと味わう様にゆっくりと身を下ろして自らの身体を貫いた。

「くぁっ」
少年の身が熱い肉に包まれる。
「ん…ん、ん」
腰の上で少女は少年を呑んだまま腰を前後にくねらせ自分の敏感な突起を擦り付ける、自慰の様に。
「ふううっ」
上半身のものも脱ぎ捨てる、今の少女はソックスと制服のプリーツスカートだけだ。
身を支えるかのように少年の胸にあった手はゆっくりとその身体を、腹、腰と滑らせていく。
「ふう、ふぅう」
愛おしむように少女の腕が少年の身体を何度も何度もなぞる。
切な気に、そして妖しく少女の表情が何度も何度も歪む。
「はぁあ…ん」
腰の動きがすこしずつ早くなり、それとともに少女の腕は自らの身体にそって這い昇る。
太腿、腰、ウェスト、胸-乳房の輪郭をなぞり-咽の下で組み合わさる。
組んだ腕の間でぎゅうと乳房をしめあげた時に、びくんっと背が伸び身体が硬直した。
「ふっあっ…あぁん」
びくっびくっ
『軽くイッたか…』
少年がふいに少女の小振りな乳房をつかみあげた
「あ、あひゃん!」

敏感になっている時の奇襲に少女は咽を見せてのけぞった。
『やべ、声』
少年は身体を起こすと繋がったままの少女を抱きしめた。
急な動きにベッドが軋み二人の腰が跳ねる。
「あっ!ひゃ!はぶう」
強い刺激に耐え切れずに思わず出た少女の声を唇で飲み込む。
「はぶっ…んん…」
舌と舌が抱き合う。
抱きしめた腕に体温を感じ
背中にすがりつく腕を感じ
胸に汗ばみ湿った肌の暖かみを感じる。
とくんとくん
そしてお互いの生の鼓動を感じる。

そのまま座位で抱き合った二人はゆっくりと少女の方に倒れていく。
ベッドに横たわった少女、口は組んだ掌に被われていた。

「…落ち着いたか?」
「ん」(こくん)
「じゃ、いくぞ?」
「ん」(こくこく)

少女の引屈を持ち上げて拡げ、その中心を曝す。
腰を引くとずるりと陰水にまみれてらてらと光る少年の抜き身が少女の胎から出る。
「ふんんっ!」(ふりふり)
抗議する様に少女がかぶりを振る。
「せっつくな…よっ!」
っずぷり
抜けてしまう寸前でとめた刀身で一気に少女を貫く。
「ふうっ!んんっ!」
陰水に溢れとろとろに蕩けた柔肉を一気に引き裂く、ぷちぷちぷちと押しつぶした端から
ぷりぷりとした肉に包まれて行く感触。
じゅぷじゅぷ
腰を引くとぷりぷりとした肉襞が抵抗する。
「んん!ん!」
ずぷり
「ふうっ!」
じゅぷじゅぷ
「んん!」
ずぷ
「ふっ」
じゅぷ
「んん」
少女の表情が何かを耐えるかの様に歪む
何かを求める様に瞳が彷徨う
堪え切れずにふるふる頭を振る

限界が近い
身を倒して少女の頭を抱く。

「いくぞ」

腕のなかで少女の頭がこくんと動く。

じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふ!、」

「んっ」
少年の背が緊張する
「…!!」
少年の腹を白い肌がびくんっ!と打った。

そして真っ白な光に包まれ…

後輩「はぁ…」
後輩女「ん…んー」(すりすり)
後輩「満足したか?」
後輩女「ん♪」(こくこく)
後輩「はぁ…あーあ」
後輩女「ん?」
後輩「いや、まぁ俺もよかったよ…」(なでなで)
後輩女「んんー♪」(すりすり)

ものの本によると、女ってのは花火を見ると興奮するらしい。
んで、そのイキオイでHな気分になるんだと。
だから花火大会の後のホテルは満杯になるらしいぜ?
べつに花火でなくっても祭りとか格闘技とかスポーツとか、
とりあえず興奮するとそんな気分になりやすいんだとさ。
だから
こいつみたいにそのなんだ、恐いモン見たドキドキでHな気分になるやつが居ても…

やっぱおかしいか?(笑

生まれた、つーか親の家業の所為か俺には多少の霊感ってのがある。
だからか、ヤバイってのは分るんだよ。だからってまぁ確かにそんな場所には近付かない、
って位しか役に立たないけどな。
あと「ソレ」は俺でも見える、かなりヤバイ奴になると。

そんなだから
最初そいう「ヤバイ」奴らに囲まれたこいつが、廃校の教室の中で一人でその…
アレだ、一人で机の角を股間に擦りつけてた時は吃驚したよ。
そんな状況でそんな場所でそんな事してるってどんだけ…
でもなその顔がさ、その…凄ぇ色っぽかったんだよ…
そんでまぁ、その時にお互い顔があっちゃってさ、こいつこういう性格だろ?
時間はかかったけどまぁそういう事になってさ…
まぁその辺りはアレだ(w
ええと
だけど一番吃驚したのは。
こいつがイッたとたんソイツ等がぱぁっと消えた事だけどな。

なんで消えるんだって、俺も不思議に想ったんけど…二人でする様になってから
感じたりした感触から得た結論からすると、要するにあれなんだ、所謂霊なんてもんは無いんだよ。
ええ?って思うか?でもそうなんだよ、人って魂と身体は一つなんだ。
だから身体が機能を停止すると魂も停止する。
んー、ほらパソコンも壊れたらソフトも走らないだろう?
なんかそんな感じなんだ、死ぬとどっか壊れてくるだろ?だから二度と同じには成らない。
完全に保存するには複雑すぎるんだろうなぁ、人間の身体ってのは。

ただ記録、つか想いが強いのは写るんだよ、残るんじゃない、移るんだ。
ナニにって?それを説明すんのが一番難しいんだけどな…まぁ俺達はムジナって呼んでる。
じゃそのムジナは何なんだ、ってことに無るんだけど、前にそれとなく親父に聞いたら、
「神様の残したノイズだ」って分かった様な分らん様な事言ってた、まぁそううモンなんだろうなぁ。
こいつら本来は害が無い存在でさ、普通は動物のとか写したりするくらいで。
そういうのはぼぉっとした形みたいなもんで、そんなにおかしな事には成らない。
でもヒトの想いとか複雑なモノ真似すると変に成るみたいで。
特にマイナスの想いを写したやつなんかは、って事なんだ、そう言うのをおれたちはオニって
呼んでる。

そういう事で所謂悪霊とか言われてるのはマイナスの想いの強いのを写したムジナ-オニ-ってこった。
でだ、こいつらに思いっきりプラスな想いをぶつけると…
相殺されるって事なんだろうなぁ、いや本当言うと俺達も納得している訳じゃないんだけど。
でも…そうなるんだ。とにかくこいつ、たからがイクとヤバイのに付いてたマイナスは消える、
って事になってんだよ。

後輩「…そういやアレどうなった?」

アレ『お前もこうなり?お前もこうな?お前もこう?お前こう?』

後輩「…まだいたのか…おい半分残ってるぜ?」
後輩女「んー…」(ぶー)
後輩「ほら、何しに来たんだよ大体」
後輩女「んー…ん!」

ぱぁあああっ

アレ「おまっ(消滅)

…今のアレみたいな消えかかってるのは想いを-まぁイッた余韻くらいでも-消えるんだが。
もちろんムジナ自体が消える訳じゃない、コイツもまたどっかにいってナニかを写すんだろうけど。

つかそれは副産物なんで、問題はこいつが「そういうモノ」を見ると「そういう気分」になる、
って事なんだよなぁ…それも恐ろしければ恐ろしいほど燃えるっていうか…
いや、ヤルのはいいんだよ、でもなぁ場所がなぁ。
今日だって本当は「とりあえず様子を見る」だけ、って事だったんだけど…
…ベッドに染みとか出来てないだろうか…あー。

(コツコツ)
男「黒瀧…、大丈夫か?なんか凄い家が揺れてたけど…」
後輩「うはぁっはい、大丈夫っすよ、あ、まだ!まだっす今入っちゃ駄目っすよ!
(おい!たから、はやく服着ろ!はやくしろよ…ああそういうのはいいから、ほら
ポルターガイストとか適当に誤魔化しとくからさ!)」


後輩「川上せんぱーい終わったすよ」
男「あお、そうかぁ、じゃぁ…あれは…もう?」
後輩「もういないっすよ。その、昇天したんでー…な?」
後輩女「ん!」(ぶい!)
男「そうかぁ…いやぁ助かったよ。しっかし凄かったなぁ、家がまるで地震みたいに揺れてて…
 あれか、あれってポルタ-…」
後輩「そうでっす!いやぁなかなか手強いやつでしたー、なぁ?」
後輩女「んん!」(ぶい!)
男「そうかぁ、大変だったんだな…そのお礼な、約束の学食のA定食券十五枚綴りだ」
後輩「これわっ、有難うございまっ痛ぇ」
後輩女「ん!」(ギロン)
後輩「(わぁってるよ)あ、有難うございます!んじゃぁ…これで」
後女「ん!」(敬礼)
男「え、もう行くのか?今家に俺しかいないからアレだけどお茶くらい」
後輩「いえ、もう十分っす、それでは失礼しまーす!ほら、行くぞたから」
後輩女「ん…んー」(お菓子…)
後輩「じゃぁっ」
後輩女「あ、んん!」
(脱兎)

男「なんか用事でもあったのかなぁ…?まぁいいか。いやーでもあいつらと一緒に部屋に入ったら
 本当にアレが居て吃驚したもんなぁ…もう居ないんだろうけど」(トントントン)
(ガラッ)
男「なっ、なんじゃこりゃぁあ!」

そうして嵐が去ったか様なとっちらかった部屋を一人黙々と掃除するハメになる川上匠なのであった。

新ジャンル「無口オカルト#3 寺生まれでもナイのにTさんてやっぱ凄い」

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最終更新:2008年04月27日 14:01
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