新裏ジャンル「まじめバカ」

女「もし……」
男「?」
女「私の体温が、異常に熱かったとしよう。私と手を繋いだだけで火傷を負うような。
  それでも君は、私を抱きしめたりキスしたりしてくれるだろうか……?」
男「そりゃあ無理だろう」
女「……そうか。いや、そうだな。できもしないことを言わないのが君のいいところだ。
  ありがとう、何かすっきりした」
男「いや、火傷を負うということは低温熱傷でも50℃ってところか……。
  それなら水か何かで冷ましながら手をつなげるな……だがもし長期に渡り身体全体で触れ合う行為、
  つまり性交の際はそれでは追いつくまい……待てよ、プール?
  もしくは水風呂のような場所なら……ブツブツ」
女「………君ってヤツは……!」
男「違うな。それでは突発的に抱きしめたくなったときに対応できない。
  女が特殊な体質だというのなら、この俺がそれに見合うだけの男になればいい………。
  言うのは簡単だがどうやって?何か方法は……ハッ!」
女「男、ありがとう。そしてこれはたとえだ。そんなに深く考えなくても」
男「俺ちょっと中国行ってくるわ」
女「なんで!?」
男「知れたこと。中国拳法には焼けた砂に手を突っ込んで鍛えるという修行があると聞く。
  それをマスターし、お前を抱くのに相応しい男になるのだ!」
女「いやだからたとえだって言ってい……ああ!もうあんな遠くに!」

男「必ず帰ってくる!それまで待っていてくりゃれ!」

女「くりゃれ!?」

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最終更新:2008年04月27日 14:53
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