男「なぁ、女よ。」
女「なによ?」
男「世の中、雨男とか晴れ男って呼ばれるタイプの人間がいるよな?」
女「いるわね。」
男「で、人間に限らなかったら雪男とか雪女もいるよな?あと天候に限らなければ雷親父とか。」
女「…ええ、そうね。」
男「でも、曇男とかってのはいないのかな…ってな。まぁいないんだろうけど。」
女「………………………ねぇ。アレはどうなの?」
軽快なファンファーレと共に、身の丈ほどもある巨大な剣を振りまわしてる男。
男「…金髪でツンツンだな。」
女「……瞳も青いわね。」
男「…………やっぱアレって?」
女「多分、曇男じゃないかしら?」
?「興味ないね。」
男「…………まぁ
アレほど害は無いなら良いか。」
女「そ、そうね。」
その時、俺達は気づかなかった…。
曇男の近くにいた銀髪の男…。彼が『黒い球状の何か』を持って、微笑んでいたことに……。
最終更新:2008年04月27日 15:06