男「自分で歩け」
女「歩けないもん。足無いもん」
男「そのいっぱいあるのは何なんだよ」
女「触手」
男「……とにかく、俺の頭に乗るな」
女「いいでしょ別に。重くないでしょ」
男「重くは……ないけど。お前が乗ると濡れるんだよ」
女「仕方ないでしょーが、あたし97パーセント水分なんだし。水も滴るいい女ってね」
男「納得いかねぇ」
女「いいから!黙って乗せる!」チク
男「痛ッ!お前刺すなよ!」
女「男がぐだぐだとうるさいからです。男、水」
男「………俺はお前の飼育委員かよ」ダバダバダバ
女「あ~、気持ちいいー」
友「男、女ちゃんおはよー」
女「あ、友くん」
男「よう」
友「相変わらず仲いいなお前ら。つきあってるんだっけ?」
男「ば、馬鹿言うな!誰がこんなゼリー状と!」
女「失礼ね!このぷるぷるお肌に魅力がないっていうの!?」
男「寝てる間に触手が絡まって動けなくなるヤツがよく言うぜ!」
女「あ!あれは小学生の頃の話でしょ!最近はそんなでもないもん!」
男「どうだか!」
女「むー!」
友「はいはい、痴話喧嘩はいいけど二人とも、遅刻するぜ。俺もだけどな」
男「あ、ヤベ!」
女「男!早く走りなさいよ!」
男「だーからお前は頭に乗るなって!」
女「ここはわたしの特等席だからいいの!」
友(やれやれ……だぜ!)
最終更新:2008年04月27日 15:29